金沢・湯涌温泉で伝統の「氷室開き」 子どもら250人が冷たい雪に歓声

金沢の奥座敷、湯涌温泉で30日、毎年恒例の「氷室開き」が行われました。受け継がれる季節の風物詩は、夏の訪れ間近を感じさせてくれます。
半年ぶりに扉を開けた氷室と呼ばれる小屋の中に残る雪の塊。
汗ばむ陽気となった30日、金沢市の湯涌温泉で行われた「氷室開き」には、地元の子供達や観光客などおよそ250人が集まりました。
観光客「珍しいというか、伝統的な行事なので、ぜひ実際に見てみたいというのと、今年結構雪が今シーズン多かったのでどのくらい残っているのか気になって見に来た。」
氷室開きは、江戸時代に加賀藩前田家が、冬の間に貯えておいた氷を江戸の徳川将軍家に献上していたことに由来する伝統行事です。
2月、深さおよそ2.5mの小屋に詰め込まれた重さおよそ30トンの雪氷。
しかし、冬場の雪質やその後の気温の影響で、残った雪は例年より少なく、雪詰め作業を行った際の2割ほどでした。
久々江龍飛フィールドキャスター「半年間氷室に詰められていた氷です。触ると冷たいです」
夏に触れる冷たい雪に子どもたちも夢中です。
子ども「冷たい」「冷たい。溶けてないのがすごい」「昔から受け継がれてきたと思うし、いい行事だと思う」
湯涌温泉観光協会・宇野一也会長「加賀藩の時代から続いてきたものを我々が受け継いでこれから50年、100年と続けていくことが私たちの務めだと思っている。子供たちの嬉しい表情を見て来年もまた頑張って雪詰めしようかなと思った」
7月1日には県庁と金沢市役所に届けられる予定切り出されたおよそ20キロの雪氷を金沢駅に展示するため、県トラック協会に加盟する企業のドライバーおよそ20人が飛脚役として17キロ先の目的地へとへと運びました。
久々江フィールドキャスター「重さ80キロのかごを担いで、金沢駅へと出発しました」
あす7月1日は、県庁と金沢市役所に、来週にはかつて前田家の武家屋敷があった東京の目黒区、文京区、板橋区にも届けられます。
