北中米W杯の開幕セレモニーに登場した巨大な優勝トロフィーのオブジェ(提供・共同通信社)

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 「北中米W杯・1回戦、オランダ代表1(2PK3)1モロッコ代表」(29日、モンテレイ)

 オランダ代表がPK戦の末に敗れ、1回戦で姿を消した。選手達はピッチで涙を流し、がっくりとうなだれた。

 3人目を終えて2−2となった状況。4人目のティンバーが左へ外してしまった。ここでモロッコのハキムも外してしまい、タイで最終5人目を迎えた。

 オランダはサマーフィルが止められ、痛恨の失敗。ここでモロッコのサイバリに決められ涙をのんだ。終了後、オランダの選手達はピッチで涙を流した。120分の死闘、そしてPK戦。失敗が続き流れを引き寄せることができなかった。

 最初にゴールを揺らしたのは悲しみとともに戦っていたガクポだった。後半26分、GKのロングフィードからチャンスを作り、最後はゴール前のこぼれ球をガクポが右足でゴールに突き刺した。

 直後、感慨に浸ったガクポはチームメートと抱き合い、ユニホームで顔を覆った。そして目に涙を浮かべながら天を見つめた。それほど大きなゴールだ。

 決勝トーナメント直前、第2子が流産となったことが現地メディアで報じられた。それでもチームに残り、モロッコ戦を戦うことを決意したガクポ。そのためかベンチから控え選手もベンチを飛び出し、殊勲者のもとへ。感動的な光景が広がった。

 しかし後半アディショナルタイムに同点ゴールを決められ試合は延長戦へ。30分間の激しい攻防も決着はつかずPK戦に入っていた。

 ドイツがPK戦に敗れて決勝トーナメント1回戦で敗退しており、欧州勢にとっては鬼門となった。