脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「休むことを楽しむために、整えるべきこと」を公開した。動画では、現代人が直面しがちな「休むことへの焦り」について、脳科学の視点から休息の重要性と、それを最大限に生かすための生きがいについて語っている。

茂木氏は冒頭、「休むってものすごく大事」と切り出し、脳科学的なエビデンスを提示した。睡眠やリラックスしてぼーっとしている時にしか起こらない脳のプロセスが確実に存在し、十分な休息を取らないと認知症のリスクを高め、記憶の定着といった脳機能にも悪影響を及ぼすと指摘する。

さらに覚醒時においても、ぼーっとしている時間には「デフォルトモードネットワーク」が活性化すると解説。茂木氏自身は、歩いたり走ったりすることでこのネットワークを活性化させているという。オンとオフのバランスを保ち、思い切って休むことの意義を強調した。

一方で、人生のリズムが崩れた際には「休んでいること自体がストレスになっちゃうケースもある」と警鐘を鳴らす。何かをしなければと焦り、休んでいる自分をダメな自分の象徴のように感じてしまう心理状態について考察した。

この休息のジレンマを解消するためには、日々の活動を心から楽しむことが不可欠だと茂木氏は語る。他者からの評価に関係なく、自分が純粋に楽しめる「生きがい」の時間を積み重ねてこそ、「初めて休むことができる」と断言。「休むことを楽しむためには、活動もちゃんとやっていかなければいけない」と語り、活動と休息のバランスこそが人生を面白くする方程式であると視聴者にメッセージを送った。

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