”男の娘”が婚約者の両親に言われた「忘れられない言葉」…異例のニューハーフセクシー女優が突きつけられた「社会の中の自分」

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男子の行列ができた

“ニューハーフ初の単体セクシー女優”という前例のない肩書きを持つ橘芹那さん。現在はmyfansでのコンテンツ販売に加え、トレーダーとしても活動し、趣味で風俗にも出勤するなど、既存の枠にとらわれない生き方を体現している。

「生まれた時から私は私。性別はせりにゃん♡」

そう語る彼女は、どのような人生を歩み、このポジションにたどり着いたのか。

「小さい時から見た目はこんな感じ。可愛いものが好きで女の子と仲が良くって、恋愛対象は男の子でした」

初めての性体験は驚きの小学校5年生の時。相手は同じクラスの男の子だった。

「遊んでいた時に彼の太ももをツン!って触ったら反応したから、そのままお互いに触りっこしたんです。子どもだし最後まではしてませんけど。

学校自体がマセてたんです(笑)。SEXをしちゃう子もいました。だから、授業で避妊の仕方を先生が教えてくれたし、みんなでコンドームを買って上手につけられるか、っていうのがブームでしたね」

中学に上がり、同級生の男子から「オカマ!」とからかわれることもあったが、「恋愛対象は男の子」とカミングアウトすると、芹那さんと“一戦交えたい”男子の行列ができたそうだ。

「所詮は穴モテではあるけど、もともと男に生まれて特に困ったことっていうのがないんですよね。高校も男子が9割の工業高校みたいなところでしたが、重い荷物は誰かが持ってくれたり面倒なことは変わってくれたり、本物の女の子よりも女扱いされていました」

婚約者の両親の言葉

現在、芹那さんは女性ホルモン注射を打っているものの性適合手術は受けていない。その理由について「(性器が)あってもなくても変わらないから」と話す。

「結局、性器をとって性別を女にしても“男” として扱われてしまう人も少なくない。あとニューハーフは職業的にはついている方がギャップがあって良いんです。それに私の場合、男扱いをされたことがほとんどないから、あまりそこにこだわらなくても良いかなって。だから『性別はせりにゃん』って言ってるんです」

ただ、困ったことはなかったと言いつつも、戸籍上の性別がネックとなりうまくいかなかった恋愛もあったんだとか。

「ずっと一緒にいたいと思っていた彼氏が昔いました。婚約者に近かったというか。彼も本気で愛してくれていて『絶対認めてくれるから』と私を親に紹介してくれたんです。

でも後日、親御さんから呼び出されて『お願いですから息子と別れてください』って必死に頭を下げられました。わかりました、としか言えなかった。『あ、私ってやっぱり普通の女の子じゃないんだ。普通に恋愛するのは難しいんだな』 と実感しました」

奇しくも、芹那さんも出演したNetflixのオリジナルドラマ『This is I』でも、主人公のはるな愛さんが同様の葛藤を経験していたことが描かれている。芹那さんはトランスジェンダーの恋愛について「ガチ恋か遊びかの2択しかない」という。

堂々と生きる難しさ

「普通の男女のように『とりあえず付き合ってみようか』という曖昧なスタートがないです。本当にどちらかしかない。

ニューハーフの友人と飲んでいた時に、ナンパされるじゃないですか。私は聞かれてもいないのに『myfansって知ってる?』って自分の作品を紹介するくらいオープンなんだけど(笑)、他の子は女だって嘘ついて、結局バレた時に自分が傷つくっていうパターンが結構あるかな。『カミングアウトして引かれたくない』っていう気持ちが大きいのかも」

こうした現実を見てきたからこそだろう。芹那さんは、トランスジェンダーの内面について「相対的に病んでいる子や卑屈な子が多い」と率直に話してくれた。

「私のコメントがトランスジェンダーの代表みたいに捉えられてしまったら困りますが、普通に考えて性別を変えてまで堂々と生きられる人は少ないのかなって思います。いくら綺麗になって、いくら女性らしくして、女性よりモテたって心のどこかで『本物には敵わない』というコンプレックスみたいなものはなくならないのかもしれない」

橘芹那さんは現在、ニューハーフ初の単体セクシー女優として大成功を収めている。しかし、この道を切り拓くまでには、オネエタレントとしての挫折と撮影現場での“心と体の痛み”があった。

つづく記事〈KABA.ちゃんは強かった…テレビの世界で挫折した“男の娘”がニューハーフセクシー女優として大成功を収めるまで〉では、芹那さんがアダルト業界に飛び込んだ理由やその中で経験した過酷な現実、そして自身のポジションを確立するまでの過程に迫る。

【つづきを読む】KABA.ちゃんは強かった…テレビの世界で挫折した”男の娘”が、ニューハーフセクシー女優として大成功を収めるまで