空路で青森入りした橋上秀樹監督代行(カメラ・太田 和樹)

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 巨人の橋上秀樹監督代行(60)が29日、異例の「同期対決」への思いを明かした。球団73年ぶり青森開催となる30日のヤクルト戦(弘前)に向けて空路で移動。ヤクルトでドラフト同期入団、同学年の池山隆寛監督(60)と指揮官として初顔合わせに「珍しいですよね」と闘志を燃やした。0・5差で2位タイの相手と首位攻防の東北2連戦。野村克也氏の教えを受けた野村チルドレン対決に注目が集まる。

 38年前の記憶がよみがえってきた。空路で弘前に移動した橋上監督代行は青森での試合経験を思い返した。「青函トンネル開通記念で函館と青森で1試合ずつやったんです。広島と」。ヤクルト時代の1988年7月16、17日の広島2連戦を回想した。当時、ともにプレーしていたのが同期入団、同学年の池山監督。1軍指揮官としての初対決に「珍しいですよね」と胸を高鳴らせた。

 83年ヤクルトのドラフト2位が池山監督、同3位が橋上監督代行。「寮では僕は栗山(英樹)さん(大卒ドラフト外で同期入団)と同部屋で。イケとは遠征先で同じ部屋は何度もありました」。ともに高卒で仲が良く、2人でやった掃除洗濯の当番やドライブの思い出を語った。

 オイシックス監督時代にはヤクルト2軍の池山監督と対決したこともある。相手の印象は「天真爛漫(らんまん)でしょ。性格的にああいう明るい元気のあるキャラで」と互いに知り尽くす関係だ。

 06から09年には2人の恩師・野村克也監督の下で一緒に楽天のコーチも務めた。ヤクルト選手時代、池山監督とノムさんのID野球が「最初は一番合わないタイプでした」と振り返り、「だから逆にあの野村さんが池山には気を使っていた」という。この日6月29日は20年に亡くなった野村さんの91回目の誕生日。「野村チルドレン」対決にも注目だ。

 貯金7でリーグ首位に立つが、2位タイのヤクルトと阪神が0・5差に迫る大混戦。青森での1軍巨人戦は球団73年ぶり、弘前では初という歴史的な一戦。天気予報も良く「中止になりそうもないので良かったです」。盟友との東北首位攻防2連戦。天国のノムさんも楽しみにしているに違いない。(片岡 優帆)