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「大川原化工機」のえん罪事件で勾留中に見つかった胃がんで死亡した元顧問の遺族が、裁判官の判断をめぐり国を訴えた裁判が始まりました。

この裁判は、「大川原化工機」の元顧問・相嶋静夫さんが、勾留中に胃がんが見つかったにもかかわらず保釈が認められず、その後、死亡したことをめぐり、保釈請求の却下を続けた裁判官の判断は違法だなどとして、遺族が国に対し、およそ1億6800万円の損害賠償を求めたものです。

29日、東京地裁で第1回口頭弁論が開かれ、相嶋さんの長男は意見陳述で「保釈却下の報告を聞くたびに絶望した」などと訴えました。一方、国側は争う姿勢を示しました。

相嶋さんの妻
「裁判官たちに良心に従って国民の皆さまが納得できるような、公正で逃げない判断をしていただきたいなと」

遺族らは、今後の裁判で、判断に関わった裁判官37人全員への証人尋問を求め、保釈請求を却下した理由などを問いたいとしています。