赤字経営続き1億円超の特殊詐欺被害にも遭った山形鉄道、CFで集めた785万円の大半が運営会社から入金されず
ローカル線「フラワー長井線」を運行する第3セクター・山形鉄道(山形県長井市)が、クラウドファンディング(CF)で集めた約785万円について、CF運営会社「うぶごえ」(東京都)から支払い期限の1月末を過ぎても大半が入金されていないことが19日、山形鉄道への取材で分かった。
山形鉄道は利用者の減少で赤字経営が続いているほか、1億円超の特殊詐欺被害に遭ったことなどを受け、経営改善の資金を募るため、昨年10月〜12月にCFを実施。延べ528人から目標金額の3倍を超える約785万円の寄付があった。
支援者への返礼は、一部を除きすでに完了しており、返礼品にかかる経費は同社が負担したという。
同社の中井晃社長(72)は「事態を重く受け止めている」とした上で、「先方と入金にむけて交渉をしている。警察に相談するような状態ではない」としている。
同CFを巡っては、第3セクターの北越急行(新潟県南魚沼市)や長良川鉄道(岐阜県関市)でも同様のトラブルが発覚している。
