「ホール展中止問題」論点を整理 18日に県議会代表質問【徳島】
県議会は、6月18日から代表質問が始まります。
今議会の最大の焦点が、建築家・石上純也さんの新ホールの旧計画をテーマとした「展覧会の中止問題」です。
あらためて中止を要請した県とイベントの主催者側、双方の食い違う論点を整理します。
(日本建築家協会 徳島地域会の会員<6月9日>)
「事実として、後藤田徳島県知事が、私に対し以下の発言をした」
「なんか設計の団体が石上の展覧会するらしいんだけど、余計なことするなと言っといて、やるならこちらにも考えがある」
(後藤田 知事<6月9日>)
「何かやはり勘違い」
「他の人と話ししたことが、そういうことにつながったのかなと」
論点のひとつとなるのは、「展覧会中止に至る後藤田知事の関与」です。
この問題は、文化センター跡地での建築家・石上純也さん設計による新ホール整備計画をテーマにした展覧会が、藍場浜公園でホール整備を進める県の意向で中止となったものです。
知事はあくまでも、直接の中止要請をしたかは否定し続けています。
(後藤田 知事<6月5日>)
「僕自身、その時に石上さんのイベントがあることすら知りませんから」
「やめさせるように要請に行くなんて、私はしてませんし(中止要請は)言ってません」
(後藤田 知事<6月9日>)
「私自身、状況証拠的に知り得ないんですよ、その日には」
5月9日、イベント主催団体の会員1人のもとを訪れた後藤田知事は、「ついでに立ち寄った」「石上うんぬんは、物理的に知り得ない」と話しています。
この時点で、展覧会の開催自体はWEB上でも告知されていましたが、後藤田知事は「見ていないし関心がない」としています。
どちらが正しいのか。
確たる証拠はないものの、知事の関与を疑う不信感がくすぶり続ければ、新ホール整備計画にも影響を及ぼす可能性があります。
さらにもうひとつの論点が、「県の中止要請の根拠」。
これまで県は「まちづくりに資するものではない」としたうえで、「覚書に基づき要請した」との主張を繰り返しています。
(自民党県民会議・井下泰憲 県議 <6月11日>)
「法治国家で県という行政が、何でそういうことをしたか全く理解ができない」
「県民の税金使って、ホール石上さんに設計してもらい、僕ら議会も『良いな』と言って予算つけた」
「これをどこかに飾ろうとしたら『賑わいとは関係ない』とはひどすぎませんか」
一連の問題で県には、県民の納得する回答が厳しく求められています。
同時に行政へのチェックという、議会本来の役割を果たせるかどうかも大きな焦点となります。
今回の展覧会の中止を巡る経緯には依然として不透明な点が多く、県民の不信感や疑問は解消されていません。
代表質問をする議員4人のうち3人が、この問題についての質問を予定しています。
6月18日からの論戦が、どのような展開をたどるのか厳しく注視していく必要があります。
