山形放送

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木曜特集です。東京大学を卒業し、川西町で家業のコメ農家を継いだ若者がいます。若い人に農業に興味を持ってもらおうと、インフルエンサーとしても発信を続ける若者の挑戦を追いました。

新成人「みなさん大きな拍手でお迎えください」笹木廉さん「初めまして米利休と申します」

世間に影響力を与えるインフルエンサー、「米利休」として活動している笹木廉さん(27)。

笹木廉さん「インフルエンサーなんてかっこつけたこと書きましたけどSNSの発信をしながら普段農業をしています」
TikTok「東大を卒業して農家を継ぎました」

「東京大学卒業のコメ農家」「農業を盛り上げたい」そう語った投稿は1日で200万回再生され反響を呼びました。
インフルエンサーにコメ農家。彼が目指す姿とは。

笹木廉さん「農業界の大谷翔平選手みたいなポジションになりたい」

27歳の若者の挑戦を追いました。

トラクターを運転しているのは笹木廉さん(27)です。

笹木廉さん「代かきという作業をやっておりまして全然上手にはトラクターを運転できないんですが作業に支障ないくらいはできるようになりました」
SNS動画「東大を卒業して農家を継ぎました。僕は山形でコメを作っている米利休と申します大学時代は寝る間も惜しんで研究に明け暮れたバリバリの理系学生でした~~~~~日本の農業を盛り上げるためにきょうからSNSを始めます僕だけの力じゃ到底難しいのでみなさまのお力をお貸しください~~~~~~よろしくお願いいたします」

初めて投稿したこの動画は1日で200万回再生され話題を呼びました。
川西町のコメ農家に生まれた笹木さん。東京大学で工学を学び、農家になる気はありませんでした。笹木さんが就農したきっかけは…。

笹木廉さん「じいちゃんが農業を辞めるっていう話をききまして祖父の決算書を見たときにこれはひどいぞと借金を返すために色んな人に頭を下げながら次の年も続けようとした姿を見て放っておけないなということで副業くらいの感覚でお手伝いをしながら徐々に自分の家の農業を復活させて行ければと思って継ぐことにしました」
SNS「農業の経営状況が大ピンチで農機具代や設備代の借金が約600万円残っていますもし農業を継ぐなら僕がもらえる金額はことし1年は15万円と僕が販売経路を開拓して増えた売り上げ分だけそれ以外の生活費は自分で稼げということでした」

笹木さんが就農する前はおよそ700万円の収入に対し経費は田植え機の購入や人件費などでおよそ692万円で手元に残るのは8万円ほど。
さらに設備の購入などで農協から借りたお金もあり借金が600万円ほどになっていました。
SNSの効果で就農した年に用意したおよそ700袋の米は11時間で完売しました。

笹木廉さん「SNSは売れるんだなということをその時に初めて実感しました。自分はもう農業っていうものを仕事にしてやっていかないといけないんだぐらいのモチベーションが変わった瞬間」

笹木廉さん「おはようございます」Qきょう何時起き「寝坊して5時くらいに起きました」

今シーズン初めての田植えの日。

「おはようございます」

この日一緒に作業をするのは、〝スーツ農家”として知られる斎藤聖人さんです。

2人のやり取り「懐かしいですね1年ぶりの田植えが」「肥料は後ろにあるのででは行ってきます」
斎藤聖人さん「たまたまSNSのショート動画が流れてきて東大卒業した経歴もあって気になって連絡してそうしたら同じ川西ということを聞いて是非話をしたいですということでそこからですね」「お互いに僕は作って彼は売る技術みたいな形でお互いにないものを補完し合える関係だよねということで一緒に農業をやるということになりました」

笹木さんと斎藤さんは持続可能な農業を目指し農業法人を設立。事業の拡大も狙います。

笹木廉さん「100年先、200年先続いていく農業を実現させる上で売れるお米であった方がいいと思っている長く農業が続いていく地域にしたい」

また、農業を志望する若者の受け皿となりたいとことし4月までに3人の社員を雇い入れました。
笹木さんにとって3年目の田植え。慣れない機械の使い方は斎藤さんに教えてもらいます。
作業中もSNS用の撮影は欠かせません。

動画「重たい肥料リレースタートです」
笹木廉さん「自分たちのお米を買いたいと思ってもらえるようないわゆる〝ファン化”というステップのために日常的にこういった形でコメを作ったり発信をしていますというのを投稿していけるようにというふうに意識しています」
笹木廉さん「1年ぶりの田植えは楽しいですね」

斎藤さんと合わせて法人の田んぼは33ヘクタール。この日は田植えを始めて3週間。

笹木廉さん「のこり2枚です。作業の進捗めちゃくちゃ早いですことし天気に恵まれたので」

「♪拍手 お疲れ様ですイエーイ!」
笹木蓮さん「これで田植えは終えました販売側の準備もありますのでここからさらにバタバタしてくるが一番忙しい瞬間は抜けたということでよかった」

SNSを駆使しながらコメ農家の日常を発信する笹木さんの目指す姿とは…。

笹木廉さん「農業界の大谷翔平選手みたいなポジションになりたい」「二刀流という意味ではなく誰もが知っているカリスマこういう人がいてこういう人みたいになりたいから自分も農業を したいという人たちがたくさん現れてくるそういった対象の人間に自分はなりたいそういう人がいないからこそ農業は廃れていくと思いますし例えば儲かっているいい経営をしていて楽しそうに農業をしているとかこういう人になりたいから自分も農業を したいという人がたくさん現れてくれるような僕自身が誰かの農業やりたいという的になれれば」

SNSを操りながら農業の今を伝えじいちゃんのコメづくりを目指します。