面接室が極寒で肺炎になった女性の悲劇 「コートを脱がないなんて常識がない」と面接官に言われ…
人手不足が深刻な保育業界だが、「本当に雇いたいのか」と疑いたくなる面接をするケースもあるようだ。投稿を寄せた神奈川県の50代女性(教育・保育)は、ある保育園での衝撃的な採用面接を振り返った。
「とにかく寒い園で、外気と変わらないような室温だったため、コートを脱ぐことができなかったのですが、『コートを脱がないなんて常識がない、早く脱ぎなさい』というのが第一声でした」
耳を疑うような説教をしてきた面接官だが、その態度は終始高圧的だったという。(文:境井佑茉)
「ピアノくらい誰でも弾ける」「女がパソコン使えるなんて、どうせ大したことがない」
女性は、15年間続けたピアノと、演劇経験を生かした伴奏や演出までこなせるスキルの持ち主だ。特に保育現場では重宝されるはずだが、面接官は「ピアノくらい誰でも弾ける。ほかにはないの?」と冷ややかに一蹴した。
「前職がパソコンの指導員でしたし、使用歴が20年ほどでしたので、『パソコンが得意です』というと『女がパソコン使えるなんて、どうせ大したことがないに決まっている』と言われました」
専門性やキャリアを、性別だけで判断し頭ごなしに否定する。今の時代、これほどリスクを孕んだ発言を、平然と口にする面接官がいること自体に驚きだ。
また、攻撃の矛先は女性本人だけに留まらなかった。履歴書に「息子が保育士になるべく大学に通っている」と家族の状況を記載していたところ、面接官は信じられない言葉を吐き捨てたという。
「男が保育士になろうなんて、気が知れない。よっぽどなにもできないのか」
寒さと度重なる侮辱に、女性の心身は限界に達していた。
「もうそのころには、寒さで頭も回らずとにかく帰りたい気持ちでいっぱいでしたので、最後どんなふうに終わったのかの記憶も定かではないのですが、こんな対応だから落ちただろうな。でもまあここで働かなくてもいいやと思って帰りました」
劣悪な環境から解放されたかに思えたが、さらなる悲劇が女性を襲う。
「その晩からインフルエンザになり、こじらせて肺炎になり散々でした」
入社前にこうした園の本性を見抜けたのは不幸中の幸いと言えるが、病に伏した女性の心中は察するに余りある。
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