YouTubeチャンネルで公開された「仕事を遊びにするという態度」という動画にて、脳科学者の茂木健一郎氏が仕事と遊びの違い、そしてそれぞれをどう捉えるべきかについて自身の見解を語った。

茂木氏は冒頭、「仕事というのは社会の中で役立つことをして、お金をいただくこと。遊びは自由時間に自分の好きなことをする」と一般的な定義を示しつつ、「脳の働きという視点から見ると、少し違う見方もできる」と指摘。その上で「仕事とはやらなくちゃいけないこと、評価基準が決まっていてそれを満たすためにやる側面がある」と解説した。

一方で茂木氏は「遊びというのは評価基準から離れて自分の楽しみのためにやるもの」としながら、「仕事を遊びのようにやることはできるが、遊びを仕事のようにやる人はあまりいない」とユニークな視点も披露。「仕事を遊びのようにすることってとても大事」と強調した。

クラシック音楽の演奏家を例に挙げ、「本当の達人は遊びのように弾く。ワクワクドキドキしながらも正確に弾いている。これこそが聴き手を引きつける最大の魅力です」と述べ、「高度なテクニックで正確に弾く人もすごいが、もう一度聴きたいと思うのは遊んでいる感じがする人」と熱弁をふるった。

また勉強についても触れ、「一番学力が上がり成績も良くなる人は、仕事じゃなく遊びのように勉強している」と分析。そのうえで「やらなくてはいけないことでも遊びのような自由や“ため”を持って取り組めると最高の結果を生む」と語った。

最後に茂木氏は「もちろん遊びのようにやるためにはスキルや練習が必要ですが、それは仕事を遊びのようにするためだと考えると励みになる」とエールを送り、「仕事を遊びにしていいんだという態度を身につけていただきたい」と動画を締めくくった。

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