記事のポイント 三陽商会が30代女性を対象にしたEC専用ブランド「ビアンカ」を新たに立ち上げ、自社EC強化を図る。トップス中心のラインアップで選びやすさと着映えを両立し、機能性も備えたアイテムを揃える。ブランド名には「白」の意味を込め、着る人の個性で自由に染められる服を目指している。
三陽商会は、30代の働く女性をターゲットとするEC専用ブランド「ビアンカ(BIANCA)」を2025年3月28日にローンチする。これに先立ち、3月21日にはブランドのティザーページと公式Instagramを公開した。販売はすべて自社EC「SANYO ONLINE STORE」内のブランドページで行う。選びやすさと着映えを重視したトップスで新規顧客を獲得し、ECビジネスの成長エンジンとする狙いだ。ビアンカは、オンタイムからオフタイムまで幅広いシーンに対応できる、シンプルかつ上品でトレンド感のあるアイテムを、手頃な価格で提案するブランド。とくにオンラインでの“選びやすさ”を重視し、トップスを中心にラインアップ。2025年春夏コレクションでは、全体の約60%をトップスが占め、なかでもブラウスはブランドの象徴的アイテムとして注力している。

2025年春夏コレクションは、全体の約60%をトップスが占める

背景にあるのは、成長を続けるファッションEC市場への対応と、自社ECユーザーの年齢構成の変化だ。経済産業省のデータによれば、2023年度の「衣類・服飾雑貨」分野におけるEC市場は2.6兆円に達し、EC化率は22.9%と高水準を維持。一方で、同社のECユーザーは平均年齢が高く、39歳以下の購入者が少ない傾向にあるという。このギャップを埋めるため、新たな顧客接点として30代女性にフォーカスした新ブランドを立ち上げたという。さらに、テレワーク普及によってオフィスウェアとカジュアルの境界が曖昧になるなど、働く女性のライフスタイルは多様化が進む。ビアンカではその変化に対応し、ウォッシャブル素材や2WAY仕様など、機能性を持たせたアイテムも多く揃える。ブランド名はイタリア語で「白」を意味する。白色のように着る人の個性で自由に染まる服を提供するというコンセプトを掲げる。中心価格帯は、ブラウスで13,200〜19,800円、ジャケットで2万3100〜3万3000円程度を想定しており、エントリープライスの商品もラインナップする予定だ。