脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「それぞれの役割」と題した動画を公開し、人間が社会において果たす役割について語った。茂木氏は、日常の移動中に様々な表情の人々と遭遇することを通して、社会が「それぞれの役割で回っている」と実感したと述べた。

茂木氏は、AI技術が進展しても「人間が果たす役割は変わらない」と主張。「職業における役割は社会の基本であり、これが生態系として重要だ」と説く一方、現代で流行している「生きがい」の概念についても触れた。「生きがいとは職業に限らず、朝のコーヒーや犬の散歩といった小さなことから成り立つ」と自身の見解を述べた。

また、「役割を果たすことがプロフェッショナルな生きがいである」とする一方で、自分の個性や経験を重ね合わせて行う役割が人生の流れの一部と語り、その重要性を強調。「大人になるとは、エコシステムの中で役割を果たすこと」とし、子どもから大人への成長を役割を通して捉える視点を示した。

さらに「何の役割も果たしていなくても焦らないでいい。いるだけでその人は役割を果たしている」との考えを示し、「これが究極の生きがい」と語る茂木氏の見解が印象的だ。動画の最後に茂木氏は、通勤電車での考察を通じ、「みんなそれぞれ役割を果たしているから、この世の中が回っている」と締めくくった。

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