茂木健一郎氏が、自分のYouTubeチャンネルで更新した動画「自分の目標を、他人に言うべきかどうか?」で、自身の考えを詳しく語った。茂木氏は、目標を他人に言うことの利点と欠点について、独自の視点を交えながら解説した。

人生には、やらなければならないことと同様に「目標を言うか言わないか」という重要な選択が存在すると茂木氏は述べる。彼は特に、目標を周囲に話すだけで満足し、実行に移さずに終わってしまう人々について警鐘を鳴らした。例として、完成しない小説や映画について、「いわばイースターエッグのように作品を育てるべき」というアドバイスを送っている。

完成するまでは他人に言わず、完成したときに初めて達成感を得るべきだという彼の主張は、村上春樹氏のエピソードともリンクする。茂木氏は「小説が出来上がるまでは、誰にも言わない」と語り、目標が成し遂げられるまでは口を閉ざすことの重要性を説いた。

一方、チームで行うプロジェクトについては異なるアプローチが必要だという。茂木氏は「仲間内では目標を共有することが大切」と強調し、共同作業においては情報の共有が不可欠であると説明する。

さらに、茂木氏は「やりたいことを軽く伝えること」も重要だとし、「自分の目標を他者に伝える際は、事実を淡々と共有し、気持ちよくなって満足することが無いよう気をつけるべきだ」と語った。自身の経験からも、適切な相手にはサラッと目標を伝えることで、意外なチャンスが生まれることを紹介した。

動画の最後に茂木氏は、自身が過去に英語で本を書いた際、その目標を伝えた結果、イギリスの出版社からオファーが来たエピソードを披露。「言うことでチャンスが生まれることもある」と述べ、目標を適切に共有することの難しさと重要性を改めて強調した。茂木氏の締めの言葉は、やりたいことを「淡々と言う」ことの大切さであった。

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