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 日本テレビ「サンデーPUSHスポーツ」(日曜後4・55)が13日に放送され、4年ぶりセ・リーグ優勝を果たした巨人を大特集。番組が本拠・東京ドームで巨人ファン100人に聞いた今季の「忘れられないプレー」でまさかの場面が1位に輝いた。

 「祝巨人優勝SP」としてオンエアされたこの日、メーンは「巨人ファン100人が選ぶ忘れられないプレー」。

 10位から順に発表され、3位は浅野翔吾外野手(19)が8月14日の阪神戦(東京D)で放った今季初安打が決勝満塁弾という衝撃の一発、2位はオコエ瑠偉外野手(27)が9月7日のDeNA戦(東京D)で引き分け寸前の延長12回2死から放ったサヨナラ弾。そして、いよいよ残すは1位だけとなった。

 すると、巨人のユニホームを着込んだ熱烈な巨人ファンたちは「足がね、ちょっとね…遅い。ふふふ」「でも一生懸命走ってるから」「大城さんが凄いちょっと(インパクトが)デカすぎて」「足が…間に合わない」と一様に幸せそうな笑みを浮かべてコメント。

 ここで“異変”に気付いた巨人ファンで番組MCを務めるお笑いコンビ「麒麟」の川島明(45)は「1位ですか!?コレ!?えぇっ?」とツッコミを入れたが、巨人ファン100人中最多の19人が選んだ堂々の1位が「大城卓三の遅すぎる足」だった。

 特に巨人ファンの印象に残っているのは、浅野の満塁弾に沸いた8月14日の阪神戦(東京D)でモンテスの二塁打に一走・大城卓が本塁憤死した場面と、9月14日のヤクルト戦(東京D)で浅野の二塁打に一走・大城卓が本塁憤死した場面の2試合。ヤクルト戦では相手の中継プレーが乱れたにも関わらず、間に合わなかった。

 「ドスドスドスドス…って」「ヤクルトが乱れているのにも関わらずクロスプレーにもならずに普通にアウトになった」「そのあとの浅野選手の顔が…」「(三塁コーチャーとして腕を回した)亀井さんも(苦笑いして)ガクッとしてた」とみんな笑顔の巨人ファン。

 大城卓の走塁については阿部慎之助監督(45)が試合後に苦言を呈したこともあったが、巨人ファンは一生懸命に走る選手会長・大城卓の姿に“癒し”を感じている人が多く、文句なしの?1位となった。

 このVTRを困ったような複雑な笑みを浮かべながらスタジオで見ていた巨人元コーチの宮本和知氏(60)は「大城は足は確かに遅いかもしんないけど、バッティングはいいんで。だからファーストも守ったり」とフォロー。

 川島も「リードもいいですし」とこちらもナイスフォローで続いたが、「ただ、アウトになった時の浅野さんが50歳みたいな顔してました」と付け加えて笑わせていた。

 なお、番組で発表された「巨人ファン100人が選ぶ忘れられないプレー」は以下の通り。

1位 大城卓の遅すぎる足(19人)

2位 オコエのサヨナラ本塁打(15人)

3位 浅野のグランドスラム(12人)

4位 開幕戦で攻守に光った梶谷(10人)

5位 広島との首位攻防戦で9回に9得点の大逆転劇(9人)

6位 岡本和の看板を直撃する意地の一発(8人)

7位 坂本が同学年の大野雄から放った決勝2ラン(7人)

8位 ソフトバンク戦で放った吉川のサヨナラ打(6人)

9位 菅野の3年ぶり完封(4人)

10位 ヘルナンデスの来日初本塁打(3人)

※番組調べ