英領北アイルランドのアントリム城庭園に設置された故エリザベス女王の銅像=撮影日不明(Pacemaker Press International Ltd.提供・時事)

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 【ロンドン時事】英国でお披露目された故エリザベス女王の銅像が、ネット上で批判にさらされている。

 顔が女王に似ていないというのが主な理由で、「溶解してやり直しが必要だ」との声すら上がっている。英メディアが報じた。

 銅像が設置されたのは、英領北アイルランドのアントリム城庭園。地元自治体が発注し、女王死去から2年を控えた6日に除幕式が行われた。女王は夫のフィリップ殿下の隣に立ち、足元には愛犬2匹がたたずんでいる。

 ところが、自治体がフェイスブックで銅像設置を知らせると、直後から「女王に全く似ていない」「女王に対する侮辱だ」といった批判が殺到。スカーフをかぶりブーツを履く姿にも、「女王のいつもの服装を表していない」との意見が寄せられた。

 自治体側はスカイニューズに対し、「SNSでは否定的意見が増幅される可能性がある」と指摘。その上で「庭園を訪れ、銅像を自分の目で見てほしい」と呼び掛けている。