【揚げ物の裏ワザ】夏野菜のかき揚げを「米粉」で作ったら…想像以上の”カリッカリ食感”に驚いた話

写真拡大 (全13枚)

一時期に比べ価格は落ちつきましたが、ずっと高騰が続いていた「小麦粉」。そんな価格高騰の折に台頭してきたのが「米粉」です。小麦粉と米粉。この2つの特徴やコスパを比較検証する料理系企画が、テレビで放送されていたのを見た記憶があります。実際のところ、米粉の魅力って何なのでしょうね。今日はそれを確認しようと、このレシピをトライです!米粉の衣を纏った「夏野菜のかき揚げ」。何でも米粉の特性から、カリッカリの食感に仕上がるのだとか。小麦粉ではなく米粉を選びたくなる、そんな口福感を確認したいな♡

鶏唐の下味風な「味付き衣」がウマさの秘密♪「夏野菜の唐揚げ」に挑戦♪野菜の味が濃ゆ~い

米粉を使うと、なぜカリッと揚がるのか?



米粉を揚げ物に使うとカリッとすると、以前朝の情報番組『グッド!モーニング』の情報コーナーで伝えていました。
というのも米粉には、油の吸収率が低いという特徴があるそうです。そのため小麦粉の衣よりも油を吸いにくく、カリッとした食感に仕上がるとか。
カリッとした歯触り、油っぽくない揚げ物。うれしいこと尽くめですね!

「夏野菜の米粉かき揚げ」は甘くてカリカリ、冷めてもおいしい♪



【材料】4~5個分
冷凍むきエビ…100g ※生のむきエビでも可
とうもろこし…1本
冷凍枝豆(さやつき)…100g
青じそ…10枚
米粉…大さじ4
卵…1個
水…100ml
サラダ油…適量

1. とうもろこしの芯に沿って包丁を入れ、粒をそぎ落とします。



包丁できれいにそぎ落とすのは難しいですね。手を切らないように気を付けながらグルリと一周、粒をそぎ落としました。

2. 解凍してさやから出した枝豆、解凍したむきエビ、適当な大きさに手でちぎった青じそを加えます。



青じそは手でちぎるので、香りが強く立ちます!とっても爽やかでおいしそうです♪

3. 米粉を入れて具材全体に絡めます。



衣を作る際、卵液(水と卵を合わせたもの)に米粉を入れると沈殿してしまうとのこと。具材に衣がしっかりと絡むよう、先に米粉をまぶしておくのがポイントです。

4. 卵液を加えて、全体をよく混ぜます。



水分が多いですね…。米粉が少ない気がしますが上手に揚げられるでしょうか?

5. 170℃に熱した油でこんがりと揚げます。



揚げ物が苦手なのでドキドキです!きつね色になるように片面3分ほどかけてじっくりと揚げました。とうもろこしや枝豆がポロポロと外れてしまいますが、気にせず揚げに集中します!



衣が薄めでカラフルな色合い♪かき揚げの周りはカリカリです!



カレースプーンで生地をすくって油に入れたので、直径7cmくらいのかき揚げが9枚作れました。
衣が薄めで具材たっぷりなのがわかりますね。カラフルでおいしそう!
いただきます!

かき揚げの周りの衣がカリカリ!いや、ザクザクに近いかも。かなりしっかりとした歯ごたえです。具材が多い部分はカリカリではなくもっちり。これはとうもろこしの粒感とエビの食感のせいでしょうね。とうもろこしの甘さと青じその爽やかさを強く感じ、おいしいです。

かき揚げなので油っぽいかなと思い大根おろしを用意しましたが、特になくてもよかったくらいのおいしさでした。とはいえせっかくなので、しょうゆを少しかけた大根おろしといっしょに食べてみると…、さらにあっさりとしたおいしさに♪

上の画像のかき揚げは一番最初に揚げたもの。食べた時には、揚げてから1時間ほど経っていたのですが、カリカリ感が残っていました。油っぽさもあまり感じず、時間が経った揚げ物にしてはさっぱり。米粉を使った揚げ物は、作り置きにもぴったりです!

とうもろこしの芯は捨てないで、おいしくアレンジ!



今回の「夏野菜の米粉かき揚げ」は生のとうもろこし1本を使うので芯がゴミになりますが、そのまま捨てるのはもったいない!芯から甘いだしが出るので、かき揚げのお供は「とうもろこしご飯」に決定。粒はすべて使ってしまったので、缶詰のコーンを使いつつ、揚げている途中でポロポロと外れてしまった具材たちも活用します!



米3合に180g入りのコーンの缶詰を汁ごと投入し、塩をひとつまみ。後は残ったとうもろこしの芯を加えて炊き込みモードでスイッチオン!



塩を少し加えた程度ですが、とうもろこしの甘さがしっかりご飯に染み込んでおいしいです!少し薄味だったので、しょうゆを加えて炊いてもよかったかもしれませんが、粒がたっぷり入っているので満足感があります。揚げている途中に外れた具材もご飯にのせると、香ばしくコクが出ました。



米粉を使った揚げ物はカリッ!とした食感が生まれるので、揚げ物上手になれた気がしました。
油っぽさも少なく、時間が経ってもおいしい点がとても魅力的でした。ポイントは先に米粉を具材にまぶすこと。これさえ忘れなければおいしい揚げ物が作れるはずです!

かき揚げは具材が外れてしまうので難易度が高めでした。今度はシンプルな「芋天」にチャレンジしたいと思います。揚げ物には米粉、定番になりそうです。みなさんもお試しくださいね。