モズメイメイで葵Sを制した武豊騎手(23年5月撮影、(c)netkeiba.com)

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　今週の武豊騎手は土曜が阪神、日曜が中山で、土曜5鞍、日曜3鞍の計8鞍に騎乗する。

　日曜中山11Rのスプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)ではモズメイメイ(牝3、栗東・音無秀孝厩舎)に騎乗する。何といっても注目は初の1200mだった前々走の葵S。ここを稀に見るロケットスタートから鮮やかに逃げ切り、非凡なスプリント適性を示した。続く北九州記念は10着に大敗したが、ハナに行けなかったので参考外でいい。武豊騎手とは2戦ぶりのタッグとなるが、これまでチューリップ賞、葵Sの重賞2勝を含む3戦3勝と相性抜群。自分の形に持ち込めればチャンスがあるはずだ。

　武豊騎手はこれまでスプリンターズSに18回騎乗。GI昇格元年の90年にバンブーメモリーで勝利。新潟開催だった02年にビリーヴで2勝目を挙げている。しかし、その後は03年と05年のアドマイヤマックス、18年のラインスピリットで3回ある3着が最高。21年ぶりの3勝目となるか注目したい。

　また、土曜阪神11Rのシリウスステークス(3歳上・GIII・ダ2000m)ではクリノドラゴン(牡5、栗東・大橋勇樹厩舎)とコンビを組む。昨年の浦和記念の覇者。今回は8か月ぶりの実戦となるので楽ではないが、末脚が生きる展開になれば見せ場以上があっていい。