4回の第3打席に痛烈な右前打を放つエンゼルスの2番・大谷翔平

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● ブレーブス 1 − 4 エンゼルス

<現地時間7月31日 トゥルイスト・パーク>

 エンゼルス大谷翔平選手(29)が7月31日(日本時間8月1日)、敵地でのブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。31度目のマルチ安打と2四死球で計4出塁をマークし、チームは2連勝で貯金は再び「5」となった。

 1番・レンヒーフォが先頭打者アーチを放った直後の第1打席は死球。ブレーブスの先発右腕・モートンの低めカーブが左足首付近に当たったが、大事には至らず笑顔を浮かべながら一塁へ向かった。二死三塁で迎えた2回の第2打席は申告敬遠。またも好機で勝負で避けられ、敬遠は直近3試合で5度目となった。

 それでも、4回の第3打席と7回の第4打席でいずれも痛烈な右前打を放ち、今季31度目となるマルチ安打をマーク。2点リードで迎えた9回の第5打席は、無死一、二塁で中堅後方へ高々を舞い上がる大飛球を放ったが、フェンスオーバーしそうな打球を相手中堅手にホームランキャッチされ、2年ぶりとなる40号アーチはお預けとなった。

 それでも、この中飛の間に塁上の走者がタッチアップ。一死二、三塁と好機は広がり、前日にロッキーズからトレード加入した3番・クローンが移籍後初安打初打点となる適時打を中前へ運び、これが貴重な4点目となった。

 エンゼルスは4回にも、クローンとともに前日にロッキーズからトレード加入した7番・グリチェクが移籍後初アーチを右翼席へ。新戦力が移籍後最初の試合でしっかりと結果を残し、投手陣は急遽先発したシルセスが5回3安打1失点と好投するなど、4投手の継投で強力ブレーブス打線を1得点に封じた。

 大谷は相手の警戒が強まる中、3打数2安打、2四死球の打撃結果。31度目のマルチ安打で打率は.305、計4出塁でメジャー全体トップのOPSは1.087にアップした。