ブラザー販売は8月30日、印刷時にA4用紙を自動で半分のA5サイズにカットする自動カッティングプリンタ「CUTFIT DCP-J1800N」と、A4インクジェットプリンタ「DCP-J526N」を発表した。ともに11月上旬より発売する。店頭予想価格は、DCP-J1800Nが27,500円前後、DCP-J526Nが15,950円前後。

○CUTFIT DCP-J1800N



A4インクジェット複合機「CUTFIT DCP-J1800N」

CUTFIT DCP-J1800Nは、本体にカッターを内蔵する自動カッティングプリンタ。A4サイズまでのプリントが可能で、印刷時にA5サイズへのカットが可能だ。小サイズ印刷をするときに用紙を入れ替える手間を省き、用紙やインクの節約にもつながる。カットプリント速度は、A4カラーで16.0ipm、A4モノクロで16.5ipm。ランニングコストはA4カラーで約9.9円、A4モノクロで約3.0円。L判フチなしで約23.1円。





製品発表会のゲスト、なかやまきんに君。写真左が一般的なA4プリント、写真右が自動A5カットしたプリント。PCからの印刷、コピーとも、A5サイズへと自動調整して印刷、カット

製品としては、プリンタ・コピー・スキャナ機能を備えたA4インクジェット複合機。インクシステムは染料CMYと顔料ブラックの4色独立型で、印刷解像度は1,200×6,000dpi。印刷速度はA4カラーで16.5ipm、A4モノクロで17.0ipm、L判フチなしで約14秒。

用紙トレイには、普通紙とハガキを最大100枚まで同時セット可能。ほかにも、ADFに約20枚、手差しトレイに1枚をセットでき、4種類の用紙を使い分けられる。自動両面プリントと、USBメモリを直接挿してのダイレクトプリントにも対応する。





本体の操作パネル。メニューに「カットコピー」がある

CUTFIT DCP-J1800Nのインクは顔料CMYBk(4色)。前面から交換できる

インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN。スキャン解像度は1,200×2,400dpi。スキャン速度はカラー約4.4秒、モノクロ約3.4秒。本体サイズはW400×D343×H172mm、重さは約8.3kg。対応OSはWindows 7(SP1) / 8.1 / 10 / 11、Windows Server 2008 / 2008 R / 2012 / 2012 R / 2019 / 2022、mac OS 10.15〜、Chrome OS。

○DCP-J526N

DCP-J526Nは、A4インクジェット複合機のエントリーモデル。基本機能は「DCP-J1800N」とほぼ共通だが、自動カット機能とADFは搭載していない。ダイレクトプリント機能はSDメモリーカードを使用する。

ランニングコストはA4カラーで約9.9円、A4モノクロで約3.0円。L判フチなしで約23.1円。印刷速度はA4カラーで9.5ipm、A4モノクロで17.0ipm、L判フチなしで約28秒。本体サイズはW400×D343×H151mm、重さは約6.8kg。

製品発表会から。左はブラザー販売 代表取締役社長 三島勉氏、右はゲストのなかやまきんに君