古巣から関心が寄せられたベジェリン photo/Getty Images

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大型補強を進めているものの、DFダニエウ・アウベスの抜けた右サイドバックの補強を行うことができていないバルセロナ。チェルシーのDFセサル・アスピリクエタを逃したことにより、新たな選手を獲得する可能性が出てきたようだ。

バルサは今夏、チェルシーを契約満了で退団したDFアンドレアス・クリステンセンを獲得。さらにはチェルシーからDFマルコス・アロンソとアスピリクエタも獲得しようと目論んでおり、アロンソの方は契約がまとまりかけている。

一方のアスピリクエタは、先日チェルシーとの契約を2年延長。スペイン『MUNDODEPORTIVO』によれば、DFエクトル・ベジェリンはアーセナルと契約解除交渉中であり、代理人がバルサに逆オファーを出したという。

ベジェリンは元々バルサの下部組織出身の選手であり、16歳の時にアーセナルへと移籍。ワトフォードへのローン移籍なども経験しながら、10年以上アーセナルに在籍している。

しかし、昨季のベジェリンはレアル・ベティスへとローン移籍を果たしており、コパ・デル・レイ制覇も経験。幼い頃から家族ぐるみでベティスファンであることも明かしている。

今夏はアーセナルに復帰し、プレシーズンマッチにも出場していたが与えられたプレイタイムは少なかった。現状は、DF冨安健洋、DFベン・ホワイト、DFセドリック・ソアレスに次ぐ右SB4番手と見られ、本人はベティスへの復帰を望んでいる。

同メディアによれば、ベジェリンはあと契約が1年となっているアーセナルとの決着を待っている状況だが、財政問題に頭を抱えているベティスへの復帰は雲行きが怪しいようで、古巣バルサへの復帰も視野に入れている模様。こちらを選べば、幼い頃から慣れ親しんだ環境でのプレイとなり、チャンピオンズリーグにも出場可能だが、ベジェリンにとってはあくまで第二候補となるのか。