「iPhoneをデジタル免許証に」が米アリゾナ州で初の導入。他の州にも広がる見通し
アップルは昨年、iOS 15でデジタル免許証をサポートすると発表していました。そして今月23日、ようやく米アリゾナ州で利用できるようになったことを明らかにしました。
今後アリゾナ州民は運転免許証や州の身分証明書をiPhoneの「ウォレット」アプリに登録して、空港にあるTSA(米国運輸保安庁)のセキュリティチェックポイントなどで使えます。デジタル身分証明書が導入された州は、全米で初めてとなります。
アップルのApple PayおよびApple Wallet担当副社長のジェニファー・ベイリー氏は、「本日、Walletで初めて運転免許証と州IDをアリゾナ州に持ち込み、旅行中にiPhoneやApple Watchをタップするだけで、簡単、安全、かつプライベートなID提示方法をアリゾナ州民に提供できることに興奮しています」と述べています。
すでに昨年9月、アップルはアリゾナが本機能をサポートする初の州となることを予告済みでした。そこではコネチカット、ジョージア、アイオワ、ケンタッキー、メリーランド、オクラホマ、そしてユタが続くとも述べられていました。
今回のニュースリリースでは、これら7州に加えてコロラド、ハワイ、ミシシッピ、オハイオ、プエルトリコの各州が本機能を住民に提供する予定だとされています。
このデジタル身分証明書は、Walletアプリの上部にある+ボタンをタップして、既存の運転免許証または州のIDカードをスキャンすることで追加できるというもの。その際ユーザー本人は自分の写真を撮影する必要があり、Face ID登録のように顔と頭を動かすように求められます。
対応する場所では物理的なカードを取り出すことなく、iPhoneまたやApple WatchをIDリーダーにかざすだけで一部の手続きが済むようになります。
「ウォレット」アプリによるデジタル免許証は、iOS 15.4 以降を実行している iPhone 8 以降、および watchOS 8.4 以降を実行している Apple Watch Series 4 以降で利用できます。
ただし「現在は一部の州で、一部のTSAチェックポイントで使用できます。旅行者の方は、TSAチェックポイントの標識で利用可能かどうかを確認してください」と付け加えられており、しばらく利用はかなり限定的となる模様です。ともあれ、今後の普及状況や、日本にもやって来るかどうかを見守りたいところです。
Source:Apple
