“はさみ”メーカーがショールームを重視する理由
メーカーが理美容鋏を再研磨・調整する場合、いったん預かって対応するのが一般的。この場合、理美容師が普段使っている鋏が一時的に使用できなくなる。メーカーに直接郵送しても手元に戻ってくるまでに5―7日間かかるという。
職人にとってはユーザーと対話することで、ニーズを直接吸収でき、開発に生かせるなどのメリットがある。水谷社長は「時間のロスだけではなく、コミュニケーションのロスとミスもなくせる」とシナジー(相乗効果)を期待する。
現在、浅草ショールームを拠点に米国の女性理美容師と共同開発を進めており、2019年前半に商品化する。水谷社長は一流理美容師との共同開発について「13回もつくり直したことがある。大変だが、商品に磨きがかかる」と説明する。
今後は交通アクセスのよく、人が集まりやすい浅草を出口戦略重視の研究開発拠点とし、本社では基礎研究に重きを置く方針だ。
