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説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone Xのレンズの出っ張りを気にせず平らに置きたい!』という質問に答えます。

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iPhone Xのカメラレンズ、確かに少し突き出ています。カメラレンズを下向きに机に置くと、隙間ができるだけでなく微妙な傾きも生じます。iOSに付属のアプリ『コンパス』で測定したところ、1度と表示されました。微妙ですが、気になりますよね。

突き出たカメラレンズをどうにかして水平に置きたい、『コンパス』の傾きを0度にしたいという場合には、突き出たカメラレンズと同じ高さの物体を水平位置に置くしかありません。ということは、まずiPhoneの背面に対するカメラレンズの高さ(突き出た高さ)を知る必要があります。

iPhone Xのスペックシートを確認すると、カメラレンズ部を含めない厚さは7.7ミリとあります。カメラレンズ部を含めた厚さは公開されていませんが、実測すると9.3ミリありますから、カメラレンズの高さは差し引き1.6ミリとわかります。1.6ミリの厚さを持つ物体をカメラレンズと並べて置けばいいのです。

1.6ミリの厚さを持つ物体というと、厚紙かプラスチック板を思い浮かべますが、「硬貨」を忘れてはいけません。Wikipediaで調べてみると、500円硬貨が約2.0ミリ、100円硬貨が約1.7ミリとやや厚く、50円硬貨が約1.5ミリ、10円硬貨は約1.3ミリと薄めになってしまい、ピッタリとはいえません。

もっとも近いのは、厚さ1.54ミリという1円硬貨です。1.6ミリにはわずかに足りませんが、iPhone下部と中央左端に1円硬貨をあてがうと……ピッタリです。水平な場所に置いたときの『コンパス』アプリの傾きも0度になりました! 1円玉が数枚あればiPhone Xを平らに置けるという知識は、実生活では特に意味がありませんが、夏休みの自由研究ではなにかの役に立つかもしれませんよ!?