ディスコの「補助的な工場」が主力拠点に変わる理由
同社の生産体制は広島県呉市の2工場が主力。ただ「(災害などに備え)消耗品生産の完全バックアップ体制は必要」(関家一馬社長)と認識。新たな生産増強のタイミングで、茅野工場を強化することにした。
これまで茅野工場は補助的な役割で、運営は子会社が担ってきたが、4月1日付けでディスコが直接運営する体制に改めた。今後、設備投資のほか1000人規模への人員増強を進め、25年までに呉市の2工場と茅野工場で、消耗品の生産割合を2対1にする計画。
半導体製造装置・材料の国際団体「米SEMI(カリフォルニア州)」の調査では、半導体ウエハーに回路を形成する前工程工場への19年の設備投資額は前年比5%増の約630億ドル(約6兆7000億円)と、初めて4年連続で成長する見込み。そのため半導体の組み立て・検査をする後工程で使われる同社の装置や消耗品の需要も伸びるとみられる。
