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海上自衛隊が哨戒活動などに使っている大型ヘリコプターの尾部回転翼のギアに亀裂が発見されたことを受けて、防衛庁は11日から、自衛隊が保有する同系統機種すべてを点検のため飛行停止とし、製造メーカーの三菱重工で原因調査を行っていたことが17日、防衛庁の発表で明らかになった。

 亀裂が発見されたのは11日、海上自衛隊大村航空隊(長崎県大村市)に所属するSH−60J型ヘリコプターの定期検査実施中で、尾部回転翼のギア・ボックス内の尾部回転翼とドライブシャフトを連結しているギア部。

 このため、陸海空の各自衛隊は、機体の安全確認がとれるまでの間、同系統機種を含む機種176機の飛行を停止し、問題の個所を点検したが、16日までに異常がないことが確認されたため、順次飛行を再開した。【了】

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防衛庁(海上自衛隊SH−60J型機の不具合について)