さいたま市のジョン・レノン・ミュージアムで開催されている特別展「ジョン・レノンに見えていた世界〜イマジン」の会場風景。(撮影:久保田真理)

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Imagine there's no heaven…音楽や英語の教科書にも掲載され、誰もが知っている名曲「イマジン」。この曲が誕生した背景や制作過程などを紹介する特別展「ジョン・レノンに見えていた世界〜イマジン」が、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナ内にあるジョン・レノン・ミュージアムで開催されている。12月28日まで。

 同展では、1971年に発売された「イマジン」が作られるきっかけがパネルで解説され、レコーディングに使われたミキシングの機械などが展示されている。「天国なんてないことを想像してごらん」という歌詞で始まるこの歌は、前衛芸術家であり、妻であったオノ・ヨーコさんが出版した言葉によるアート作品集の中で“想像すること”を取り上げていたことに影響を受けたという。

 今回の特別展の開催にあたり、同ミュージアム事務局の千坂沙織さんは「『イマジン』はオノ・ヨーコさんがとても好きな曲と聞いている。この展示を通じて、ジョンとヨーコさんの平和を願う気持ちを次の世代に伝えられたら」と話す。多くの小中学生に見てもらえるよう、通常500円の入場料が特別展の期間中は無料。また、ミュージアムの見どころを分かりやすく解説したガイドブックを期間中のみ配布している。

 開館時間は、午前11時から午後6時まで。入場料(大人1500円、高校生・大学生1000円)が必要。問い合わせは、ジョン・レノン・ミュージアム(電話:048-601-0009)まで。【了】

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