業務提携に基本合意した楽天の三木谷社長とFCバルセロナのエステべ・マングエス役員(提供:楽天)

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楽天<4755>は18日、サッカーのスペイン1部リーグの強豪、FCバルセロナとの業務提携に基本合意したと正式に発表した。

 ロナウジーニョ選手ら主要メンバーの姿が描かれたクレジットカードを信販子会社の楽天KCから発行。日本のバルサファン向けに、試合映像や最新情報が見られる日本語公式サイトを共同運営するほか、楽天が手掛ける月刊サッカー誌と連携してチームを特集した日本語雑誌を年2回発行するとしている。12月に開かれるFIFAクラブワールドカップで、欧州チャンピオンの同チームが来日するのに合わせ、両社は顧客基盤の拡大をねらう。

 楽天の三木谷浩史社長は14日、東京都港区の本社で、FCバルセロナ・マーケティング担当役員のエステべ・マングエス氏と会談し、業務提携の契約書を交わした。同社広報によると、報道陣に非公開で行われた調印式の後、三木谷社長は「伝統があって人気、哲学のあるチームで、楽天のブランド力を高めるには非常に良い提携だ」と話したという。【了】