16日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では「アギーレの戦術『4-3-3』 本田起用法は?」と題し、来日後J1での視察を開始したサッカー日本代表新監督ハビエル・アギーレについて、リーガ・エスパニョーラでの監督時代を知る記者、選手のインタビューを伝えた。

アギーレが用いる4-3-3のフォーメーションには、これまで本田圭佑が代表でプレーしてきたいわゆる“トップ下”というポジションがなく、彼の構想いかんでは本田が代表から外れる可能性だってゼロとはいえない。

アギーレを13年間追い続けてきたというマルカ紙のフアン・カストロ記者は「本田は日本代表のトップ選手の一人です。本田を超える選手はいないですから、きっと招集されるでしょう」と話すも、「ただ、4-3-3ではどこに本田を置くべきか分かりません。本田が違うポジションでプレーする必要も出てくる」という見通しを示した。

さらに「アギーレ監督は多くの若い選手を発掘し、チームに起用してきました。しかし、チームのベースにはベテラン選手を必要とします。知識やコンセプト、経験を持ったベテランです」と語る同記者は「次にあげる4人の日本代表はアギーレの下で非常に重要な存在となります。攻撃的な中盤の本田。その前の香川。サイドの長友。ゴールキーパーの川島です」と続け、本田をアギーレジャパンに必要な選手と結論付けた。

また、アギーレが監督を務めたエスパニョールに所属するハビ・ロペスは、アギーレの監督就任時について「ハッキリと覚えているよ。アギーレは“自分は魔法使いでも何でもない”と言っていた。“自分がよく働くことは約束する”。そして“選手にも同じことを求める”。“それが困難から抜け出す唯一の方法だ”と言っていた。衝撃的だったね」と語る。

その戦術やテーマを訊かれると、ロペスは「秘密を話して怒られないことを祈るよ」と前置きした上で「僕たちに話していたことは“ディフェンスを重視して成績を上げるということ”。堅いディフェンスをベースに勝利するということ」、「アギーレは厳しい人間。選手にも厳しい要求を突き付ける監督だ。要求して選手が応えられなかった時はどんな選手でも交代させられる可能性がある」と述べた。