四国4県を“萌え擬人化”した「四国萌隊」

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本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の途中に「与島パーキングエリア(PA)」があります。瀬戸大橋を車で渡るのは数年に一度のペースなので、通ると必ず立ち寄るようにしています。というのも、ここから見る瀬戸大橋は絶好のビューポイント。今回、あいにくの雨でしたが休憩スポットとして利用しました。
 
さて、その与島PAの駐車場から施設に入ろうとした時、見慣れない看板を目にしました。今流行の“萌え”なイラストで、かわいい女の子が4人。でもよく見ると「四国萌隊」とあり、それぞれ香川・愛媛・徳島・高知と名前についています。

一瞬しばらく考えて「あっ!擬人化だっ!」と気づきました。そう、四国にある4県そのものを擬人化した萌えキャラ。擬人化というと、鉄道、国、海産物、コンビニエンスストア・・・と、およそ想像つかないテーマもなんでも擬人化されていますが、ついに四国まで萌え擬人化されてしまったのかと、愛媛・松山出身である自分的にビックリ、戸惑い、ショックを一度に受けた気がしました。

それぞれの名称は、香川が「讃岐かおる」、愛媛が「伊予あい」、徳島が「阿波あわな」、高知が「土佐りょう」。たとえば、愛媛のキャラを見ると、みかんをイメージしているであろうオレンジ色を基調に、頭にも懐にもみかんで、土地柄を見事にアピールしています。

そして後で調べると、イラストを描いたのは香川出身のマンガ家で『重金属彼女』の作品で知られる“りすまい”さん。どうも今年5月下旬から与島パーキングエリアに登場したようで、当初は岡山の「吉備もも」という萌えキャラもいたものの、「四国萌隊なのにどうして岡山が入っているのか」という声が相次いだ結果、撤去されたとのこと。

ご当地アピールでは、全国各地でゆるキャラ(R)が先行しているけれども、実際のところ、すでに飽和状態。将来、都道府県の萌え擬人化が広がっていくのでしょうか。オンナの目から見ると“イケメンバージョン”も欲しいところですが、果たして?

【おまけ】
ちなみに、愛媛には「タルト人」「タルト星人」などと呼ばれる、やや謎めいたキャラクターもいます。
登場したのは5年ほど前。愛媛の郷土菓子タルトをモチーフにしたキャラで、伊予弁を話しながら“世界征服”を企む宇宙人。一時はタルトを製造する地元の菓子工業組合からクレームをつけられたり、『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉のおやじのパクりだと言われたり、何度も消滅の危機を乗り越えて今も健在。グッズをはじめ、CDや絵本も発売されるなど、マニアックに人気を維持している不思議キャラ。
高速SAで見た時は、ぜひチェクを。


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