台湾台北市を走る地下鉄、MRT淡水線の雙連駅ホームで日本人女性が線路に落ち、入ってきた列車にひかれる事故が起きた。防犯カメラの映像から、女性は飛び込み自殺を図ったものと見られている。

19日夜11時23分、警察が飛び込み自殺の通報を受け現場にかけつけたところ、女性はすでに意識がなく、病院へ運ばれたが危険な状態が続いている。持ち物から、この女性は世新大学に通う日本人大学生の西川美穂子さん（20歳）と思われ、警察は身元の確認と自殺の動機についてさらに捜査を進めている。

西川さんの持ち物の中からは、肺結核の受診資料も見つかったという。肺結核といえば、2年程前にお笑い芸人「ハリセンボン」の箕輪はるかさんが発症し緊急入院となったのが記憶に新しい。過去のものと思われがちだが、現在でも年間3万人が新たに発症しているという、主要な感染病の一つである。また西川さんが通う学校関係者によると、西川さんは学校になじめず悩んでいたという。病気を苦にしたものか、それ以外に悩みを抱えていたのか、現時点で西川さんが自殺を図った動機は明らかになっていない。何があったとしてもすべてを諦めるにはあまりにも若すぎる。回復を祈りたい。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）

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