YouTubeチャンネル「黒字社長の絶対つぶれない経営学」が「【経営者必見】資金繰りが厳しい中小企業がやっているNG経営を徹底解説します!」と題した動画を公開。倒産させないプロとして1万社以上の黒字経営を指導してきた市ノ澤翔氏が、多くの経営者が誤解しがちな「節税」の本質と、やり方を間違えると会社を倒産に導いてしまう危険性について警鐘を鳴らした。

動画の冒頭で市ノ澤氏は、「節税すると会社は終わります」と衝撃的な言葉を投げかける。多くの経営者は「税金を払うのは悪だ」と考え、利益を圧縮してでも税額をゼロに近づけようとするが、氏はこの考え方こそが危険だと指摘する。会計上の利益と、会社の手元に残る現金(キャッシュフロー)は別物であり、「利益を出さない節税は、借入金の返済原資となるキャッシュを生み出さない」ため、結果的に資金繰りを悪化させるというのだ。

市ノ澤氏は、会社を終わらせてしまう「ダメ節税あるある」として、「役員報酬の過大な引き上げ」「節税目的の保険加入」「4年落ちの中古高級車購入」「目的の曖昧な交際費」などを挙げる。特に、節税目的で高級車を購入する行為について、「資金繰りが悪い会社こそ節税はやめた方がいい」と断言。1000万円の利益が出た会社が節税のために1000万円の経費を使った場合、会計上の利益はゼロになり納税は免れるが、キャッシュフローはマイナス700万円に陥るケースを具体的な数字で示した。これは、経費の中には減価償却費のような現金支出を伴わないものが含まれる一方で、借入金の元本返済は経費にならないためだ。この会計と資金繰りのズレを理解しないまま節税を続けると、会社は確実に倒産へ向かうと氏は語る。

「お⾦がない⼈ができる節税⽅法はない。節税したければたくさん利益を出してキャッシュリッチになれ」というのが市ノ澤氏の結論だ。目先の納税額に囚われるのではなく、まずは本業でしっかりと利益を出し、納税した上で会社にキャッシュを蓄積していくことこそが、会社を潰さないための王道であると強調し、動画を締めくくった。
【2021年制作:資金繰りの本質を説いた動画です。現在はゼロゼロ融資の返済本格化や金利上昇など、当時よりさらにシビアな環境にあります。今こそ「守りの経営」の基本に立ち返り、資金繰りのNG行動を再確認してください。】

チャンネル情報

中小企業の財務の強化や業績アップを支援し、会社に潤沢に資金が残る強く潰れない会社へと成長させる手法を確立し、多くの中小企業をサポートしている。【著書】頭がいい社長は“会社のお金”のココしか見ない 90日で手残りを増やす「武器としての簿記」??お仕事の依頼はこちらfree@libertad.fun