今季のJ1リーグ、横浜F・マリノスとの開幕戦で東京ヴェルディに特大の歓喜をもたらしたのは、山田楓喜だった。0-0で迎えた7分、自慢の左足でFKを直接蹴り込んで先制点を決めたのだ。「決まった瞬間は気持ち良かったですね」とは山田のコメントである。研ぎ澄まされた感覚で蹴った極上のFKということは、「あの瞬間、完全にゾーンに入っていました」との証言からも分かるだろう。「普段のリーグ戦で奪うゴールとは違いまし