2年連続の高水準賃上げとなるか(芳野友子連合会長、編集部撮影)連合は10月19日に2024年の春闘の基本構想を発表した。「5%以上」という賃上げの要求水準は、「5%程度」とした2023年を上回る。2023年の春闘では、30年ぶりの高水準となる3.60%の賃上げが実現したが、賃金上昇は物価上昇に追いつかず、実質賃金は前年比マイナスが1年半にわたって続いている。2024年の春闘はどうなるのか。労働市場の分析に定評のあるニッセイ基礎