国際ビジネス都市・東京にもローカルな産業がある。例えば、出版と印刷。明治期に大学や研究機関が多く立地したことで、新産業が生まれた。“都の西北”の城西地域に、大小の出版社をはじめ関連企業が集積する。最も都心側の本の街・神田神保町が、いわば販売担当。都心に向けて流れる神田川沿いの低地に、印刷工場や書籍倉庫が軒を連ねる。新宿区の牛込地区は、そんな印刷の街の代表といえる。文豪・夏目漱石が生まれた江戸