「10年間、処方を変えていない」ビルベリーサプリめなり開発ストーリー──医師と開発者が語る、450万袋突破の「めなりシリーズ」が守り続けたもの
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サプリメントの世界では、新しい成分やトレンドに合わせて処方を見直すことが当たり前とされています。
原料価格が高騰すれば、より安価な代替素材に切り替える。
流行の成分が出れば、配合に追加する。
市場の変化に合わせて、商品も少しずつ姿を変えていく――それが、この業界の常識です。
しかし、2016年に発売されたビルベリーサプリメント『めなり』は、その常識とは違う道を歩んできました。
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発売から10年。シリーズ累計450万袋を突破し、のべ37万人以上のお客様にお届けしてきた「めなり」は、一度も処方を変えていません。*¹
現在は機能性表示食品「めなり極」へとシリーズが広がっていますが、その原点である「めなり」の処方は、原料も配合量も設計思想も、発売当初とまったく同じです。
「変えなかった」のは「変える必要がなかった」から。
なぜ、変える必要のない処方を最初から作ることができたのか。
そして、変えたほうが経営的には合理的だった局面でも、なぜ守り抜くことを選んだのか。
今回は、開発を率いた「さくらの森」の西尾と、共同開発者である葉山隆一医師の対談を通じて、10年間変わらなかった一つの設計に込められた想いを辿ります。
※1 2026年6月1日時点
お客様の声から始まった、めなり開発
『めなり』の開発が動き始めたのは、2015年のことでした。
当時、日本人の目を取り巻く環境は、静かに、しかし確実に変わり始めていました。
総務省の通信利用動向調査によると、スマートフォンの個人保有率は2011年にはわずか14.6%でしたが、2016年には56.8%へと、わずか5年で約4倍に急増しています。*¹
仕事ではパソコン、移動中も自宅でもスマートフォン。一日の大半を画面と向き合って過ごす生活が、当たり前になりつつありました。
さくらの森には、健康食品をご利用いただいているお客様から毎日多くのお電話が届きます。商品のご相談、健康のお悩み、ときには日々の暮らしの何気ないお話。
その中で、開発担当の西尾はあることに気づきます。
「目が気になる」という声が、明らかに増えていたのです。
※1 総務省「通信利用動向調査」より(2011年・2016年)
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「最初は気のせいかな、と思っていました。でも、お一人おひとりの声を聞いていくうちに、多くの方が目の健康に関心を持っていることがわかってきたんです」
実態を知ろうと、さくらの森をご利用いただいている方に、目の健康に関する調査をしました。すると、想定を上回る回答が寄せられたのです。
「以前より読書の時間が減った」
「夕方には目を休めたくなることがある」
「目の健康に気をつけたい」
寄せられた声に目を通しながら、西尾の中に強い使命感が芽生えていきました。
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「『日本一』を目指す気持ちで、毎日続けたくなるアイケア習慣サプリをつくろうと思いました」
共同開発者、葉山医師との出会い
そこから西尾は、目に関する専門書を読み込み、医師や薬剤師に相談する日々を送るようになります。原料メーカー、加工会社にも足を運びました。
サプリメント先進国と聞いたアメリカまで、最先端の情報を得るために渡ったこともあります。
「とにかく手当たり次第でした。日本一のアイケアサプリを作るには何が必要なのか、当時はまだ答えがまったく見えていなかったので。現地の情報を自分の目で確認しないと、気が済まなかったんです」
そんな模索の中で、一冊の本に出会います。
葉山隆一医師の著書『医者がお手上げだった目の病気の次世代栄養素――ルテインとゼアキサンチン』でした。
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そこには、葉山医師がハーバード大学への留学中に目の栄養補充療法と出会ったこと、帰国後にご自身の母親の眼疾患に栄養療法を試みた経験、そして30年以上にわたって目の栄養研究に取り組み続けてきた歩みが記されていました。
「何度も読み返しました。当時、目に関する本はいろいろありましたが、『この成分が良い』というレベルの話が多かった。でも葉山先生の本は違ったんです。なぜその成分が目に必要なのか、どのくらいの量をどう摂るべきなのか、科学的な根拠とともに書かれていました。しかも、加齢黄斑変性を患った母親に栄養補充療法を試みた実体験まで綴られていて。理論と実体験の両方を持っている方は、他にいませんでした」
その葉山医師に、西尾は思い切って連絡を試みます。
一介のサプリメント開発者が研究者へ。――知人を通じてようやくつながりを得た西尾は、自分の想いを率直に伝えました。
「あのとき、先生に何を伝えたか、必死すぎて正直あまり覚えていないんです。ただ、『売れるサプリを作りたい』じゃなくて、『目のことで困っている方に、本当に役立つものを届けたい。目に良いとされる成分をただ詰め込むだけのサプリメントは作りたくない。成分同士の相性や配合量まで、根拠に基づいたものを作りたいんです。』ということだけは、伝えたと思います」
その想いはしっかり届きました。
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「あのときの西尾さんのことは、よく覚えています」と葉山医師は振り返ります。
「『売れるだろうから作りたい、一世を風靡するものを作りたい』ではなく、『本気で目の健康を守りたい』という、その想いに共感したからこそ、私も本気で関わろうと思いました」
共同開発が決まった日のことを、西尾は「夢のようだった」と振り返ります。
「あの出会いがなければ、めなりはここまでの品質にはたどり着けなかったと思います」
変えるか、守るか、めなりが選択したこと
サプリメント業界では、新しいトレンド成分が登場するたびに処方を見直したり、コストダウンのために原料を差し替えたりすることが珍しくありません。
その中で、10年間同じ設計を貫くというのは異例のことです。
とはいえ、変えないことは簡単ではありませんでした。
10年の間には、処方を見直すべき局面が何度もありました。
特に大きかったのは、主原料である北欧産ビルベリーの仕入価格上昇です。
円安の急激な進行、輸送コストの上昇、さらに近年では気候変動(冷害)による不作。
複数の要因が重なり、原料コストは発売当初と比べて大きく膨らんでいきました。
「正直、2025年はじめごろに値上げの連絡がきたときは、ため息が出ました」と西尾は当時を振り返ります。
サプリメント業界では、原料価格が大きく動いたとき、いくつかの選択肢があります。
配合量を減らす。あるいは、同じカテゴリーの別の原料に切り替える。
北欧産でなくとも原料は世界中にあります。
アントシアニン量で言えば北欧産には及ばないものの、一般的なビルベリーやブルーベリー由来の素材であれば、コストは抑えられます。
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「『切り替えてはどうか』という提案が、社内で出なかったわけではありません。経営的に見れば、それは合理的な判断です。お客様にも価格を維持できますし、利益も確保できる。誰が見てもおかしくない選択肢でした」
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会議では何度か、原料変更の話題が議題に上がりました。
データを並べ、シミュレーションを重ね、現実的な選択肢としてテーブルに置かれたこともあります。
しかし、西尾は首を縦に振りませんでした。
原料を変えない。配合量も減らさない。
その判断を守る以上、避けて通れなかったのが価格の問題でした。
品質を維持したまま、これまでの価格を続けることは、現実的に難しくなっていたのです。
社内では何度も議論を重ねました。結論として選んだのは、原料を変えて価格を維持するのではなく、品質を守ったうえで価格を改定させていただくという道でした。
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「お客様に値上げをお伝えするのは、正直つらかったです。でも、安くするために中身を変えるほうが、もっとお客様を裏切ることになる。品質は絶対に守る、そのうえで正直にお伝えする。それが私たちにできる誠実さだと思いました」と西尾は語ります。
葉山医師も同じ考えでした。
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「サプリメントというのは、毎日続けて摂っていただくものです。だからこそ、原料の質を落とすということは、お客様の毎日の健康を支える土台を弱くするということに他なりません。10年間変わらない設計というのは、業界ではなかなか珍しいこと。むしろ、変えないことが『本気で作った証』だと、私は思っています」
めなりが10年間貫いた処方とは
『めなり』が守り抜いた処方とは、具体的にどのようなものなのか。
開発時、葉山医師と西尾が特に重視したのがビルベリーでした。
数ある原料の中から選んだのは、特許を取得している北欧産のものです。*¹
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太陽が沈まない白夜の時期に実がなる北欧産ビルベリーは、降り注ぐ太陽から実を守るため、特に濃いアントシアニンを蓄えます。
一般的な栽培種と比べて、アントシアニン量は格段に多く、さらに『めなり』で使用しているのは、その中でも特許を取得した特別な原料です。
一般的なビルベリーと比較して、約2倍の吸収率を誇るとされています。
こだわったのは素材だけではありません。
配合する成分同士の相性にも二人の知見が活かされています。
※1 特許番号:特許第7307757号、一般的なビルベリーエキスと比べてアントシアニンの吸収量が約2倍(※動物試験による)
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ルテイン12mgとゼアキサンチン2.4mgを、5対1という配合比で組み合わせています。
これは米国の研究結果をもとに導き出された比率で、葉山医師と西尾が議論を重ねた末に決まった数字でした。
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「アントシアニンとルテインを同時に摂取する設計も、大きなポイントです。この2つを一緒に摂ることで互いの吸収率が高まることが知られています。成分の相互作用まで考え抜いて、盛り込みました」
さらに、ビタミンEの約1,000倍のパワーがあるとされるアスタキサンチン*²や、ルテインとの相性が注目されているクロセチンなども配合し、主役級の成分を一つの商品でトータルに摂れるよう、何度も試作を重ねて完成させました。
「配合量を減らせばコストは下がります。でも、葉山先生と一緒に『この成分、この量が必要だ』と決めた数字です。お客様の実感に直結する部分を削るわけにはいきませんでした」
処方設計には、二人の熱意が余すところなく注ぎ込まれています。
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「目の悩みは本当に身近なものなんです。疲れ目、かすみ、ピントの合いづらさ……。そして何より多いのが、『目の健康に気をつけたいけど、どこに相談したらいいのかわからない』という声です。そんなお悩みに応えられるものをつくりました」
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「目の健康を守るには、医療だけでなく日々の栄養管理が大切なんです。病院に行くほどではないけれど、毎日少しずつ気になっている。そういう方にこそ、日々の栄養管理を意識するきっかけを届けてもらいたいです」
※1 総務省「通信利用動向調査」(平成29年版 情報通信白書)より
※2 脂質の酸化に対する抗酸化力
※3 個人の感想です。効果効能を保証するものではありません。
今後について
厚生労働省の2008年の調査では、PC作業で疲れを感じている労働者の90.8%が「目の疲れ」を訴えていました。*¹これはスマートフォンが本格的に普及する前のデータです。
その後、スマートフォンの個人保有率は2011年の14.6%から2023年には77.3%へと上昇しています。
かつて「目の健康」は、年齢を重ねてから意識するものと思われがちでした。
しかし今では、画面を見る時間の増加により、年代を問わず、日々の目のコンディションを気にする人が増えています。
目の健康について考えることはもはや、年齢を重ねた方だけのものではなくなっているのです。
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「目は、人生のあらゆる場面を支えています。本を読むことも、景色を楽しむことも、家族・友人の表情を見ることも。
だからこそ、目の健康を守るための栄養管理は、もっと早い段階から意識してほしいと感じています。栄養というのは、一度に多く摂れば済むものではありません。良いものを長く、コツコツと続けていくことに意味があります。
無理なく続けられる『目の健康習慣』を、もっと多くの方に根づかせていきたいと考えています」
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「今後は、商品をお届けするだけでは足りないと思っています。
葉山先生からいただく最新の研究情報をもとに、目の健康に関する正しい知識も、これまでよりもっと積極的にお客様に届けていきたいです。
実は今、葉山先生をお招きしたオフラインイベントも計画していて。目のお悩みについて、研究の最前線を走っている専門家に直接相談できる場をつくっていきたいと思っています」
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10年前、お客様のお声から始まった開発。研究者との出会い。原料コストが上がっても変えなかった選択。
一つひとつの判断の積み重ねが、今の『めなり』シリーズを形づくっています。
その歩みは、これからも変わりません。
※1 厚生労働省「技術革新と労働に関する実態調査」(平成20年)より
※2 総務省「通信利用動向調査」より(2016年・2023年)
