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 スピードスケートで日本女子最多となる通算10個の五輪メダルを獲得した高木美帆さん(32)が28日、国民栄誉賞の授与が正式決定したことを報告した。

 政府は同日、高木さんへの国民栄誉賞授与を決めたと発表した。授与式は8月4日に首相官邸で開く。木原稔官房長官が記者会見で明らかにした。高市早苗首相の指示に基づき、政府内で検討を進めていた。

 受賞を受け、高木さんは声明を発表。「いつも応援してくださる皆様へ いつも温かい応援をいただきまして、ありがとうございます。この度の国民栄誉賞の受賞、大変嬉しく思うと共に、正直なところ、私一人が受け取るのには、身に余る光栄だという思いもあります」と率直な思いを吐露し「スピードスケート競技では初めての受賞となりますが、これもひとえに歴史を作り続けてくださった諸先輩方や、共に戦い続けてきた仲間たち、支えてくれた関係者の皆さまのおかげです。そして何より、応援してくれる家族と、ファンの皆様がいたからこそ。皆さまを代表して受け取る心意気で、拝受したいと思っております」と覚悟を述べた。

 また「今後は、私が経験してきたものを社会に還元していく活動に取り組みたいと考えています。まだまだ模索中ですが、新たな価値を生み出していけるよう日々精進してまいります」といい「これからも第二の航海を皆さんとご一緒できればと思っていますので、温かく見守っていただけますと幸いです」とした。

 北海道出身の高木さんは、2010年バンクーバー大会に15歳で初出場し「スーパー中学生」として話題となった。18年平昌大会で姉の高木菜那さんらと滑った団体追い抜きの金などメダル3個、22年北京大会で1000メートルの金など4個を獲得した。4度目の出場となった今年2月のミラノ・コルティナ大会は銅3個を手にし、現役を引退した。

 国民栄誉賞は1977年に創設され、野球の本塁打世界記録を達成した王貞治さんや、歌手の美空ひばりさんら28個人・団体が受賞した。高木さんへの授与が決まれば、2023年3月の車いすテニス男子の国枝慎吾さん以来となる。