FIFAワールドカップ2026】フランス代表 4−6 イングランド代表(日本時間7月19日/マイアミ・スタジアム)

【映像】衝撃の「60m独走ゴラッソ」(実際の様子)

 歴史的な激闘にトドメを刺したのは、イングランドが誇る「世界最高の10番」だった。

 イングランド代表は日本時間7月19日、FIFAワールドカップ2026の3位決定戦でフランス代表と対戦。激しい乱打戦を6−4で制した。優勝を飾った1966年大会に次ぐ最高成績である3位に輝いている。

 この壮絶な打ち合いの幕引きを飾ったのが、MFジュード・ベリンガムの圧巻のプレーだった。お互いにターンオーバーを採用して臨んだ中、79分から途中出場したイングランドの背番号10は、1点リードで迎えた90+8分に見せ場を作る。

 センターサークル内でクリアボールをFWオリー・ワトキンスが粘ってキープすると、サポートに入ったベリンガムがこぼれ球を回収。そこから一気にギアを上げ、一気に敵陣を独走する。ペナルティーエリア付近でフランスのDFマクソンス・ラクロワと1対1になると、シザースとキックフェイントを交えて完全に相手を翻弄。横にボールを持ち出し、最後は追いすがるラクロワ、DFダヨ・ウパメカノ、GKマイク・メニャンの3人を相手にしながら余裕を持って右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

「イングランド最高の選手だ」

 この衝撃的な60m独走ゴラッソには、母国メディアも大熱狂。イギリスの公共放送『BBC』はテキスト速報で、「なんという試合だ! イングランドは『守備』という無意味なことには構わず、前に飛び出した。ジュード・ベリンガムがハーフウェーラインを越えて独走し、エリア内でマクソンス・ラクロワを抜き去り、隅にシュートを叩き込んだ」と、カオスな展開を皮肉交じりに表現しながら10番の独走劇を速報した。

 さらに、同局で解説を務めた元イングランド代表のレジェンドたちも手放しで称賛。元同代表MFのダニー・マーフィー氏が「ジュード・ベリンガムのなんて見事なフィニッシュだろう。彼に迷いは一切ない。忍耐、技術、シュート……自分の能力に対する完全なる自信だ。イングランド最高の選手による素晴らしいゴールだ」と絶賛すれば、元同代表DFのマット・アプソン氏も「ワオ! この試合にふさわしい、なんて完璧な結末だろう。イングランドのワールドカップの締めくくりとして、彼がこのようなゴールを決める以上のエンディングはない」と興奮気味に語った。
 
 今大会のベリンガムは、MF登録の選手としては最多となる通算7ゴール(イングランド選手のW杯歴代最多得点)に加えて1アシストを記録。さらに、いずれも大会最多となる403回のスプリント、485回のオファーズ・トゥ・レシーブ(ボールを受ける動き)という驚異的なスタッツを叩き出した。圧倒的な技術と無尽蔵のスタミナを併せ持つ「世界最高の万能型10番」であることを、大舞台で改めて証明して見せた。

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