イラン前最高指導者ハメネイ師の葬列に多くの市民 「拳」の旗掲げアメリカへの“抵抗”示す 後継者モジタバ師は依然姿見せず

写真拡大

殺害されたイランの前の最高指導者ハメネイ師の葬儀は3日目となり、首都テヘランでは大規模な葬列が行われます。

現地から加藤崇記者が中継でお伝えします。

テヘラン市内では、この後、ハメネイ師の棺をのせた車列を中心に大規模な葬列が行われる予定で、車列が通る道には、多くの市民が集まってきています。

そして、旗の真ん中に拳が描かれていますが、ハメネイ師が殺害された際に拳を握りしめていたとされ、「抵抗」「団結」のシンボルとして描かれています。

私の周りでも「アメリカに死を」と叫びながら歩いている人も多く、今回の葬儀をきっかけに強硬な考え方が強まる恐れもあります。

――後継者のモジタバ師ですが、今回の葬儀でもまだ姿を現していません。何故、出てきていないのかなど情報は入っていますか?

アメリカニューヨークタイムズによりますと、モジタバ師は葬儀に参列する意向を示したものの、暗殺のリスクが高まるとして周囲が認めなかったと報じています。

モジタバ師の居場所はイランでもごくわずかな人しか知らない中、一回でも出てくれば、イスラエルに場所を特定される恐れがあります。

今回、海外メディアに葬儀の取材を特別に許可し、政府は国内外に後継体制が盤石なことをアピールする狙いがあります。

しかし、最高指導者が出てこないまま9日までの一連の行事が終われば、誰が実際に国を率いているのか疑念を持たれかねない事態になるかと思います。