5部リーグからアルゼンチン撃破寸前の衝撃弾 月給18万円、ゴミ袋をカーテン代わりにしていた23歳が世界を驚かせた
カーボベルデ代表のシドニー・カブラルが、世界中を驚かせる一撃で大きな注目を集めた。
アルゼンチン代表とのワールドカップ・ラウンド32で延長戦に突入した中、2-1でリードを許していたカーボベルデは敗退寸前だった。しかし延長後半、左サイドでボールを受けたカブラルはカットインから右足を振り抜き、GKエミリアーノ・マルティネスの手の届かないゴール右上へ圧巻のシュートを突き刺した。
大会屈指とも評されるスーパーゴールを決めると、チームメイトの輪には加わらずスタンドへ駆け上がり、母親と恋人を抱きしめた。「ゴールを決めたら2人のもとへ行くと試合前から約束していた。本当に信じられなかった」と振り返っている。
カブラルの歩みは、まさにシンデレラストーリーそのものだった。2022年にはドイツ5部リーグでプレイし、月給は約850ポンド(約18万円)。部屋のカーテン代わりにゴミ袋を使う生活を送り、寒さとホームシックに苦しみながら兄へ涙ながらに電話をかける日々だったという。
その後は急成長を遂げ、ポルトガルのエストレラ・アマドラを経て、ジョゼ・モウリーニョの要望でベンフィカへ加入。チャンピオンズリーグ出場も経験し、現在はトラブゾンスポルへ移籍した。
「受けてきたサポートには本当に感謝している。このワールドカップでプレイできたことは特別な機会だった」とカブラルは語った。ゴミ袋をカーテン代わりにしていた青年は、今や世界中のサッカーファンに名前を刻む存在となった。

