山本太郎代表

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 人の命を軽視していると言われても仕方ないだろう。れいわ新選組山本太郎代表である。「デイリー新潮」が最初にこの問題を報道したのは3月のこと。それから党を介して「何キロオーバーだったのか」と何度問いただしても、ぐだぐだ言い訳ばかり返してきて詳細を明かそうとしなかった。だが、7月3日夕方にとうとう自ら発表した。蓋を開ければ、驚異の69キロオーバーだった。

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サーフィンを楽しむためにスタッフ2人と大分に寄り道

 下記はれいわが夕方、ホームページに発表した内容である。

山本太郎代表(以下「山本代表」という)が道路交通法違反により、罰金及び運転免許停止の処分を受けました。これを踏まえ、党は山本代表に対し、幹事長による厳重注意の処分を行いました。党としては、本件を重く受け止めるとともに、山本代表に対し法令遵守及び安全運転の徹底を改めて求め、再発防止に努めてまいります。

山本太郎代表

【事案の概要】2025年10月9日(木)午後2時34分頃、山本代表がレンタカーを運転し、東九州自動車道を走行中、上り鳥栖起点138.3キロポスト(大分県大分市横尾)で、法定速度時速80kmのところを時速149km(※)で走行し、法定速度違反により検挙された。この交通違反により、2026年4月20日(月)付けで略式命令による罰金(9万円)の刑事処分が科され、また、2026年5月15日(金)付けで運転免許停止(90日)の行政処分が下された。※オービス(速度違反自動取締装置)による撮影・記録〉

 山本氏の「オービス・スピード違反問題」を告発したのは、山本氏の元私設秘書B氏である。レンタカーの契約者で、大分県警からの「呼出状」を受け取った人物だ。呼出状には、昨年10月9日午後2時34分頃、東九州自動車道をレンタカーで走行中、オービス(速度違反自動取締装置)に検知された旨が書かれていた。

新幹線で陸路サーフボードを運ばされたB氏

 山本氏は10月8日に熊本県八代市、9日に佐賀県鳥栖市で支援者に講演していたが、その合間にサーフィンを楽しむためにスタッフ2人と大分に寄り道。鳥栖市に向かう道中でオービスに検知されてしまったのである。

「代表はこの九州出張でサーフィンを楽しむつもりで、お気に入りのサーフボードを私に東京の自宅から熊本まで運ばせました。途中、大阪で仕事もあったのでずっと陸路で。ボードを置けるよう、新幹線の車両の最後部を予約するよう細かく指示まで受けました。私が借りたレンタカーも、サーフボードが載せられる大型高級車のアルファード。私は当日別行動でしたが、日頃から運転が荒いことを知っていたので“とうとうやられてしまった”と思いました」(B氏)

 B氏がこの件を知ったのは11月、レンタカー業者から連絡が入った時である。しかし、山本氏はB氏から報告を受けるも「とりあえずステイで」と放置。結局、山本氏が大分県警に出頭したのは、B氏の実家に呼出状が届いた後で、1月22日だった。なお、この日は山本氏が突然「多発性骨髄腫」の「一歩手前」と告白し、参院議員を辞職すると記者会見を開いた翌日だった。

いたずらに公表を引き延ばしてきたれいわ

 デイリー新潮はB氏の告発記事を3月12日に配信したが、何キロオーバーの違反だったかは不明だった。当然、質問状で党に質したが、党は〈速度違反があったことは事実であり、その後の出頭要請についても日程調整のうえ適切に対応しています〉と回答をスルー。4月に再度質問状を送っても〈現在も手続き中であり、(検察の)処分が確定していない状態なので回答を差し控えます〉とした。

 6月5日の定例会見で高井崇志副幹事長はフリー記者からこの件を問われ、「検察の処分が決まりましたので、これから党内で処分を検討していく。その結果が決まったらお知らせします」と、すでに検察の処分が終わっていたことを明かした。しかし、その後も党内の処分が決まっていないこと理由になかなか発表しようとしなかった。

 今日(7月3日)の会見でもフリー記者に問われたが、「一両日に発表します」。そして、会見が終わった後、ホームページ上でしれっと発表した。上記したように略式命令を受けたのは4月20日で、免停の行政処分を受けたのは5月15日だ。どう考えても、いたずらに公表を引き延ばそうとしていたとしか思えないのである。

高速道で60キロ超過は「危険運転」

 高速道路上のオービスは40キロ以上で光るとされていたが、予想をはるかに上回る69キロオーバーという衝撃の数字だった。山本氏は制限速度80キロの高速道路を149キロで大爆走していた。

「代表は飛ばす時は140〜150キロは当たり前でしたので、私は決して驚きません」(前出・B氏)

 7月1日、危険運転致死傷罪に「数値基準」を追加した改正自動車運転処罰法が公布された。新たに設けられた数値基準は「一般道で50キロ超過」「高速道で60キロ超過」である。つまり、山本氏は「危険運転」をしていたのである。

 いたずらに公表を引き延ばしたばかりか、厳重注意だけで済まそうとしている党のガバナンスはどうなっているのだろうか。そして、一切表に出てこず、謝罪コメントすら出さない山本氏に政治家を名乗る資格はあるのだろうか。

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デイリー新潮編集部