大阪府貝塚市産モササウルス類化石の復元画 ©川崎悟司

 岡山理科大学、東京都市大学、きしわだ自然資料館などの研究チームは1日、白亜紀後期に生息していた「海のトカゲ」モササウルスの化石を分析し、国内初となる骨などを確認したと発表しました。

 研究チームは、1990年末から1992年にかけて大阪府貝塚市で発見され、未処理のまま保管されていた岩石を丁寧にクリーニングして化石を取り出しました。

 国内のモササウルス類で初めて上あごの先端を作る骨が確認された他、脳の近くにある骨の左右に短い角のような突起が水平に張り出していることなどを確認しました。骨の大きさの比較から、全長は約6mと推定されました。

 世界各地で見つかっているモササウルスの化石と比較して分析した結果、この標本はニュージーランドの堆積物層から発見された「プログナソドン属」に最も近いことが分かり、同種に分類されると断定しました。さらに既存種とは異なる形質を持つことから、「未記載種」である可能性が高いということです。

 モササウルスは白亜紀後期(約9800万年~6600万年前)に世界中で生息していました。北西太平洋沿岸地域でプログナソドン属が報告されるのは初めてだということです。

 新しい標本は2026年6月27日からきしわだ自然資料館で展示・公開されています。