フロリダ州ボイントンビーチの湿地帯を泳ぐワニ=2025年5月25日/Bruce Bennett/Getty Images

(CNN)米フロリダ州中部でワニによる人身被害が相次ぎ、31歳の女性が命を落とした。

フロリダ魚類野生生物保護委員会(FWC)によると、ワニによる人身被害は依然として比較的まれだが、直近では過去7日間で3人が襲われた。

6月28日午後にはオーランド北郊で遊泳のため友人らと川に立ち寄った女性が襲われた。一緒にいた交際相手の男性は、ワニの口から女性を引き離そうとしたという。

救急通報した人は、女性が「凄惨(せいさん)」なけがを負ったと伝えた。女性は両腕をかまれていて、搬送先の病院で死亡した。

当局は現場で体長約4メートルのワニと約3.7メートルのワニを捕獲した。どちらかが女性を襲った可能性があると見ている。

CNN提携局のWESHによると、この24時間前にはマリオン郡のキャンプ場で父親と一緒に釣りをしていた少年がワニに手をかまれた。

21日には同じ地域にあるレインボー川でスノーケリングをしていた人がワニに襲われた。28日に女性が襲われたセミノール郡の現場からは160キロほど離れた場所だった。

マリオン郡保安官事務所によると、21日の被害を受けてレインボー川は一時的に閉鎖され、ワニは野生生物当局が発見して駆除した。

少年を襲ったのは体長約2.6メートルのワニで、当局が捕獲して安楽死させた。

フロリダ州には推定130万頭のワニが生息しているが、人身被害はそれほど多くない。FWCによれば、人がワニにかまれる件数は年間8件程度だという。

1948年以来、ワニによる人身被害は450件を超えているが、死亡したのは30人にとどまる。昨年は13人が襲われて8人が重傷を負い、5人が軽傷を負った。うち2人は死亡した。