大越健介キャスター

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テレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜午後9時54分)の大越健介キャスターが1日までに、自身の公式ブログ「大越健介の報ステ後記」を更新。戦争や「権力の暴走」などについて思いをつづった。

大越氏は6月28日の更新で、同23日に「沖縄慰霊の日」で現地を訪れた話などをつづった。そして沖縄県浦添市の米海兵隊基地、「キャンプ・キンザー」に設けられた戦争資料館で、米国人館長の話を取材したことなどを報告。県民の4人に1人が命を落としたとされる激烈な沖縄戦などの悲惨な過去にふれた。

そして「ウクライナへのロシアの全面侵攻から1年が経った2023年の2月、首都キーウの国立歴史博物館を取材した経験を思い出した」などとも記述。あどけないロシア兵の遺品が多数並べられていたことなどをつづりつつ「ウクライナでは、まさに戦争は『今の現実』だった」とし、「一方、日本が加害者となり、被害者ともなった戦争の終結からは81年が経ち、『今の現実』ではない」「昭和の戦争を歴史として語るにはまだ早い。歴史となる前に、記録をバトンとしてリレーする第2、第3走者としての役割を、今を生きる我々の世代は果たさねばならない」と述べた。

大越氏は「沖縄慰霊の日」の朝、同県糸満市の「摩文仁の丘」で手を合わせていた80代男性から「あの戦争は軍部が台頭した挙句に起きたもので、政治はむしろ戦争反対の側にいた。ところが今の戦争は世界中で政治が主導している」と聞かされたことを記し、「はっとした。ロシアも、アメリカも、イスラエルもそうだ。日本だって未来永劫そうならない保証などない」と書いた。

その上で「軍が政治を牛耳った反省に立ち、戦後の日本は文民統制(シビリアン・コントロール)という装置を取り入れたが、装置だけで万全なわけではない。権力は時に暴走する。そうさせないために目を光らせる必要がある。次の戦争を防ぐために」と警鐘を鳴らした。