ジャンタルマンタル電撃引退 牡馬JRAマイルG1史上初の完全制覇 社台SSで種牡馬入りへ
マイルG1を4勝した歴史に残る名マイラー、ジャンタルマンタル(牡5歳、栗東・高野)が電撃引退することを30日、管理する高野友和調教師(50)=栗東=が明かした。4月に香港のチャンピオンズマイルで13着に敗れた後、思ったほど回復が進まず、実績面や種牡馬としての価値の高さを考慮して引退が決まった。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。
高野師は「ジャンタルマンタルにはお疲れさまでした、ありがとうございますとお伝えしたい。オーナーの皆さま、社台ファームのみなさま、鮫島克駿騎手、川田騎手、ジャンタルマンタルに関わっていただいたすべての方々、そして担当の松井助手をはじめとする厩舎スタッフ一同には深く感謝しています」と、ひたすら感謝の言葉を口にした。
2歳時に23年の朝日杯FSでG1初制覇を果たすと、3歳時にはNHKマイルC、4歳時には安田記念とマイルCSを制し、牡馬が出走可能なJRAのマイルG1を史上初めて完全制覇。歴史に残る名馬だけに、高野師は「無事にスタッドインすることができ、ホッとしています。マイルでの圧倒的な能力はスピードの持続力が最大の源。2歳王者になる早熟性から、3年連続でG1を勝ち抜く成長力も併せ持っており、必ずいい子を出してくれると思います」とセカンドキャリアに大きな期待を寄せた。
通算11戦6勝(うち海外2戦0勝)。重賞はG1・4勝と、23年デイリー杯2歳Sの計5勝。通算獲得賞金は7億1249万8000円だった。

