林家正蔵が落語協会就任会見「スターが欲しい。どんどん出世して」 協会一丸で成長誓う
落語協会の新会長に就任した落語家の林家正蔵(63)が30日、都内で就任会見を行った。これまで2014年から12年間副会長を歴任。前日29日の理事会で、柳家さん喬(77)の後任として新会長に選出された。「断るとバチが当たるような気がした」と引き受けた理由を説明した。
就任後には落語芸術協会会長の春風亭昇太(66)に電話で連絡。昇太は親知らず治療後で「何を言っているのかよく分からなかった」と明かし、笑いを誘った。この日改めて昇太から連絡があったといい、「うちも大変だよ。だから頑張ろう」と激励の言葉を紹介した。
会長として、真打に求めることについても持論を展開した。抜てき昇進は継続していく方針を明かし「うちの協会にはスターはたくさんいるが、もっとスターが欲しい。キラキラ、キレキレの人が出てきて、どんどん出世して欲しい」と若手の台頭に期待した。
加えて、大器晩成の噺家の成長にも期待。「年を取れば取るほど、面白いという人はいるんです。その人が輝ける、真打としての売り出し方は考えていきたい」と協会のあり方の一端を明かした。「私はどーんと座って“会長でござる”というタイプというよりは、サッカー監督のように黒子としてマネジメントをしたい。どうセールスできるかというのを、兼任プレーヤーとしてちゃんと考えていく」と自身のスタンスも明確にした。
寄席でチャンスに恵まれない落語家に光を当てる施策についても説明。「渋いけれども、絶対に良いよねという後輩も先輩もいる。そういう人にスポットライトが当たるような席がもっとあれば良いなと思います」。定席の営業を尊重する形で、大阪・繁昌亭のように協会主体で興行ができる小屋を持つことを提言した。「今の定席のお邪魔にならない場所で、そういう場所が黒門亭以外にあっても良いと思う」と持論を語った。

