台風の進路、AI開発し「5分で予測」計画…3日先の「誤差」100キロに半減目指す
気象庁は、台風の進路予測を行うAI(人工知能)を開発し、2030年までに予報に活用していく計画を発表した。
AIに大量の気象データを学習させ、台風の進路の誤差を現在の半分にすることを目指す。
台風の進路は現在、気圧配置や風向きなどの観測データを使って、スーパーコンピューターで計算している。精度を高めるには膨大な量の数値計算が必要で、一度に数十分かかることが課題だった。そこで気象庁は、過去の気象データを学習させた「AI気象モデル」を開発することを決めた。予測にかける時間を5分間に短縮できるという。さらに従来の数値計算と組み合わせることで、3日先の台風の進路について、予測誤差を現在の200キロ・メートルから100キロ・メートルに半減させたい考えだ。
将来的には、最新のAIでも難しい、短時間に大雨を降らせる「線状降水帯」の予測AIを開発する。気象庁数値予報課は「AIは予測が高速で精度も高い。先端的なAIを取り入れ、防災に貢献したい」としている。
