◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント1回戦 ブラジル2―1日本(29日、ヒューストン競技場)

 8大会連続8度目出場の日本(FIFAランク18位)は、唯一、第1回大会から全て出場しているブラジル(同6位)と対戦し、1―2で敗れた。前半29分にMF佐野海舟のミドルシュートで先制したが、後半に2失点で逆転負けを喫した。

 主将のDF板倉滉は言葉を絞り出し、「外から見てて本当によく戦ってくれてたし、どっちに転んでもおかしくないゲームだったかなと思いますけど、やっぱここで終わるようなチームだとは思っていなかったので、非常に悔しいです」と振り返った。

 板倉は1次リーグ第3戦のスウェーデン戦で負傷。ブラジル戦の出番はなかった。試合後、真っ先にMF田中のもとへ寄り添い、声をかけた。「別に彼のミスがどうこうというのは、そういうことは全くない。チームとして戦って、チームとして負けたというそれだけ。彼がいなかったら、自分たちここまで来れてないし、こういうサッカーっていうところを体現できてないっていうところをまずベースにあって、ミスとかそういう話じゃなくて。悔しいです」

 世界との差には「間違いなくチームとしてできることっていうところは増えてる。戦える力がついてきてて、それプラスで日本人のメンタリティーの良さを生かした試合は見せられた。戦い方変えたりとかっていうところもスムーズにできて、積み上げというのをチームとしてはできていたのかなと思う」と縮まっていると強調。

 大会直前には、負傷で主将のMF遠藤航が離脱。板倉が代わりに主将を務めた。板倉は涙ながらに「主将としてチームを助けられたかと言われたら、まだまだそんなことはなかったなと。そういう悔しい部分もありつつ、ただ、みんなが1人1人意欲的にやってくれてこの雰囲気を作ってくれてたので。自分がどうこうっていうことはなかったですけど、だからこそ、ここで終わるって意味ではなかったな。ただ、やっぱ勝負っていうのはね、勝敗が決まるものであって、ここで終わってしまって、自分たちの実力だなっていうところはやっぱ認めないといけない。ただ、チームとして日本代表が強くなる道筋は提示できていたのではないかなと思います」と力強く語り、前を向いた。