人気作家・川上未映子、国旗とは「つねに批判や風刺の対象であるべき」 損壊罪法案を批判
芥川賞作家の川上未映子が27日にX(旧Twitter)を更新。26日に衆議院内閣委員会で可決した、日本国旗を傷つける行為を処罰化する国旗損壊罪法案を批判した。
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川上はXで「国旗に特別な保護を与えてはならない」と持論を展開。
その上で、「国家を神聖化しないことが民主主義の前提で、つねに批判や風刺の対象であるべき」と国旗の扱いについて指摘し、「そもそも愛国心を育てるために処罰を強化するという発想じたいが矛盾している」と批判した。
また、「罰則で国家への敬意を求めることは愛ではなくて服従への誘導だろう」とつづった。
一方、このポストに対し、ほかの民主主義国家にも国旗を保護する法律があることを指摘されると、川上は「『他国にもある』は理由になりません。民主主義国家でも表現の自由とのバランスは国ごとに異なります」と反論した。
さらに問題点として「国家の象徴だけを刑罰で特別に保護することが本当に民主主義に必要なのかという点」を挙げつつ、「国家もまた権力の一部である以上、政権だけでなく国家の『象徴』も批判や風刺の対象になり得る/なるべきです。そこに刑罰を持ちこめば『何を侮辱とするか』を公権力が線引きすることになり、表現の自由に対する過度な介入を正当化しかねません」と持論をつづった。
ポストには、「罰則で国家への敬意を求めることは愛ではなくて服従への誘導」「敬意を強要するような法律を作るべきではありません」「愛国なんて上から押し付けたら絶対ダメ」という賛同の声が集まった。
一方、「国旗を大切にせず、燃やしたり、切り裂いたりすることが民主主義ですか?」「『国旗を思想で壊すな』って言ってるだけ」「国旗を損壊しなくては抗議ができませんか?」という批判的な声も多く寄せられている。
賛成派と反対派にそれぞれ確固とした意見があり、ネット上では相互理解に至らない議論も多々見られる国旗損壊罪法案。川上のポストをきっかけにまた波紋が広がったようだ。

