【漫画】本編を読む

「ただの浮気」「身勝手すぎる」と話題の不倫マンガ『余命宣告不倫 純愛ぶってるけど、それただの浮気だから』(ミロチ/KADOKAWA)。

 主人公・葵は、夫・颯太から「癌が見つかったこと」「余命が半年であること」を告げられてしまう。彼女がショックを受ける中、夫が口にしたのは「死ぬ前に3カ月だけ、初恋の女性と付き合いたい」という願いだった。堂々たる不倫宣言をされてしまった葵は、苦悩の末にその願いを聞き入れる。妻の公認を得て不倫に溺れていく夫だったが、その裏には思いもよらない策略があり…。

 パートナーからこんなお願いをされたら、あなたならどうするだろうか? 本作への想いや裏話を著者・ミロチさんに語ってもらった。

--颯太の不倫相手の表情やセリフは、憎らしさ満点でした。颯太の思い出の中の彼女は、控えめな女子生徒といった印象だったのでギャップもすごかったです。不倫相手として、どんな女性像を描こうと思いましたか?

ミロチさん(以下、ミロチ):彼女は、学生時代は箱入り娘でしたが、成長するにつれ親に甘やかされて育ったことが悪い方向に作用してしまいました。女のイヤなところを煮詰めたような女性、を意識して描いたつもりです。

--颯太が「家族(妻)」と「不倫相手」を分けて考えているような描写が印象的でした。不倫する男性の心理について、参考にしたものはありますか?

ミロチ:私の夫が人の心理に携わる仕事をしているので、そのあたりから知識を得ています。また、本やテレビも参考にすることが多いです。

--颯太のターンだった物語前半から一転、後半には妻が大活躍のスカッとする展開がたたみかけてきます。颯太が迎えた最悪の結末にもゾッとしました…。クライマックスに向けて意識されたことを教えてください。

ミロチ:クライマックスは、ちょっとだけ長めに描くことを意識しました。スカッとするシーンが長いと、私自身もウキウキするので(笑)。

文=吉田あき